大型ランプが光る!パナソニックの布団クリーナー「MC-DF500G」

パナソニック「MC-DF500G」

三角柱っぽい形状のちょっとズングリした印象の布団クリーナーです。



パナソニック 紙パック式ふとんクリーナー MC-DF500G-S

形はズングリですが、ハウスダスト用のセンサーを搭載していて、キレイになったことを確認しながら掃除をすることが出来るハイテク仕様となっています。そして、布団クリーナーでは業界初となる紙パックタイプの掃除機だということも特徴です。

お家芸「ハウスダスト発見センサー」が光る!

この「MC-DF500G」には、約20ミクロンまで感知出来るという「ハウスダスト発見センサー」が搭載されています。

メーカーのパナソニックは掃除機に限らず、何かというとセンサーを搭載してくる傾向があります。なので、通常タイプの掃除機においても、上位モデルであればこの「ハウスダスト発見センサー」は標準装備的な扱いで搭載されてくるので、このセンサー自体に驚きはありません。

ただ、布団クリーナーは普通の掃除機と異なり、基本的に目に見えないゴミを相手にしています。

もちろん、普通の掃除機にもミクロのゴミを吸い取っては欲しいのですが、普通の掃除機の場合、吸い取るのがミクロのゴミだけでは困ります。しかし、布団クリーナーは違います。

もともと、布団の上に目に見えるゴミはそんなに多くはありません(個人差あり)。

布団クリーナーに吸い取って欲しいのは、ダニやダニのフン及びダニの死骸、それと花粉といった目に見えにくいゴミという場合が多いでしょう。

そんな見えにくいゴミの残り具合を、この「ハウスダスト発見センサー」はチェックしてくれるのです。

そして、実はセンサーよりも重要なのが、この「MC-DF500G」の本体上部にあるセンサーと連動したランプです。

ダニやゴミを感知すると赤く、感知しない=キレイになると青く光ります。

ともかく相手は見えないサイズなので、いくらセンサーがあっても、教えてくれなければ結果が分かりません。幸いこのランプは大きめなので、たとえ視界の端だったとしても、赤か青かくらいは判別出来るでしょう。

ランプが赤い間は掃除を続けて、ランプが青くなったら場所を移動する。

なんと、わかりやすいのでしょう!

これがセンサーの無い掃除機の場合だと、ふとんを何往復動かしたら移動する、みたいな独自ルールに基づいて掃除をすることになると思うのですが、普通の掃除とは違い、掃除をやってもやらなくても、ふとん自体の見た目はあまり変わりません。

そこにゴミがあるのか、ないのか、はっきりしないままに掃除をするというのは、終わりの見えない作業と同じです。

すると、時間の経過とともに、モチベーションが低下し、掃除をする手の動きが次第に鈍って来てしまったとしてもおかしくはありません(個人差あり)。

しかし、このランプさえあれば、ランプに従って黙々と掃除をすれば良いだけです。

まあ、ランプが本当にミクロのゴミを感知して光っているのかを確かめる術も実は無く、もしも永遠にランプが赤いままだったりする場合にはどうしたら良いのか、という別の問題が発生してしまうわけですが、そんな時は、汚れたままのふとんに知らないまま寝ているのと、汚れていると知って寝ているのとでは、どちらが良いかという選択が出来るようになる!と前向きにとらえることで、とりあえず解決することが出来るかもしれません。

業界初の紙パック式を採用

この「MC-DF500G」は紙パック式となっています。業界初だそうです。

では、業界の他のふとんクリーナーは、紙パックではなくて、何なのかというと、普通の掃除機と同じようにサイクロン式か、吸い込んだゴミをダストボックスに単純に詰め込んでいって、何層かのフィルターでガッシリと受け止めるという、ハンディタイプのクリーナーに多い詰め込み型となっているようです。

サイクロン式や、詰め込み式と比べて、業界初の紙パック式が特別優れているのかというと、まあ、特にそんなことはなさそうです。

確かに紙パック式だと手を汚さずにゴミを捨てられますし、ミクロのゴミが多いと考えると、ダストボックスをひっくり返してゴミ箱に捨てる方式だとゴミが舞い上がってしまいそうです。

ただ、実際は綿ホコリがゴミの主要な容積を占めることになるでしょうし、そもそもこの「MC-DF500G」に装着される紙パック「AMC-U2」は、ふとんクリーナー専用の製品ではありません。そして、どちらかと言うと安価なタイプのごくごく普通の紙パック式掃除機に装着される紙パックなので、特別ミクロのゴミに強いということもなさそうなのです。

まあ、ゴミ捨ての際にあまり気を使わなくて良いかな、くらいのものと考えておいた方が良いのではないでしょうか。

幸いなのかどうか、紙パックが高級タイプでないということもあり、紙パック「AMC-U2」は10枚で約900円と経済的にもお求めやすいものとなっています。

まとめ

この「MC-DF500G」の本体サイズは幅292mm×奥行364mm×高さ172mm、重さは約2.0kgです。

それほどコンパクトでも、軽くもありませんが、ふとんクリーナーのパイオニア、レイコップのエントリーモデル「LITE」とそれほど変わらぬサイズと重さにはなっています。

ふとんクリーナーにはお馴染みとなっているふとんを叩く機能も付いていて、ふとんの上でスムーズに動かせるような工夫もされているようですが、何といっても「ハウスダスト発見センサー」と大型のランプを搭載しているという点が大きいでしょう。

運転音が73dBと爆音となっているのはちょっと気になりますが、掃除するのはふとんだけなので、短時間で決着をつける意気込みがあれば大丈夫!というのが、メーカーの判断に違いありません。

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