パナソニックの加湿空気清浄機の最上位モデルです。
シルクホワイト↓
そして、ヘアラインシルバー↓
「業界最速 集じんスピードNO.1&業界トップクラスたっぷり加湿のハイグレードモデル」
だそうです。
おおー。
集塵スピード、NO.1。
しかも、加湿もトップクラス。
おおー。
もしかして、これはもう勝利宣言ということなのでしょうか!
残念ながら、よく見ると違うようです。
「業界最速」のところにはマークが付いていて、
「家庭用加湿空気清浄機において」という但し書きがついています。
、、、。
「家庭用」は分かります。
「業務用」と比較されても困りますものね。
しかし、
「加湿空気清浄機」と限定してくるのはなぜなのでしょうか?
それはもちろん、今話題の舶来メーカー「ブルーエア」や、新興勢力「バルミューダ」など、空気清浄機に加湿機能を付けていないモデルを除外するためだと思われます。
この「F-VXJ90」の風量は最大8.7㎥/分ですが、ブルーエアの最上位モデル「650E」の最大風量は13.8㎥/分に達します。
、、、。
完敗です。
ただ、もちろん空気清浄機は風量が全てではないわけです。
特にこの「F-VXJ90」はハイテク機能が満載です。
まずは「ひとセンサー」です。
空気の汚れを検知する前に、人を検知しただけで運転を開始します。
人を見たら汚れと思え。
というワケでも無いでしょうが、人が動くとホコリが舞う、というのは分かる様な気がします。
ちなみにイヌなどのペットにもちゃんと反応するのだそうです。まあ、そりゃそうですね。人とイヌを見分ける方がきっと難しいでしょう。
この「F-VXJ90」には「ひとセンサー」の他に基本の「ホコリセンサー」「ニオイセンサー」「温度・湿度センサー」さらに「照度センサー」まで搭載しており、それらの複数のセンサーに連動した運転で無駄を減らす「エコナビ」も搭載されています。なんと「エコナビ」により、最大約60%もの消費電力削減につながるのだそうです。あくまで「最大」ですが、これはなかなか効き目がありそうな感じがします。
また、この「F-VXJ90」は最大加湿量830nl/hと並みの加湿器を寄せ付けないハイパワー加湿力を備えており、昨年モデル「F-VXH80」までは3.3Lと不足気味だったタンク容量も4.2Lまで改善しています。
本体前面(と横)から空気を吸込むため、本体後方の壁からはわずか1cm離すだけで良いという省スペース性も健在です。
前面パネルがせり出して来るところなど、メカニカル的にはかなり目を引きます。
さらに、パナソニックが最近力を入れているスマホとの連動機能が、この「F-VXJ90」にも搭載されています。
専用アプリを入れたスマホで本体をタッチすると、電気代や空気の汚れや乾燥の変化が分かる運転レポート、季節の空気情報などを確認することが出来るようです。
、、、。
まあ、これはお好みでしょうか。
夜の間の乾燥状態が分かったりすると、ちょっと便利かもしれません。
けど、スゴく便利ということでもない感じもします。
お好みの本体設定も出来るようですが、何もスマホを介して設定しなくても、、、という感もあります。
ただ、それだけ機能テンコ盛りなんだよ、という見方も出来るかもしれません。
機能面や操作について、不満を感じることはほとんど無いと思われます。
フィルター関係は全て10年交換不要と、お手入れについても、かなり簡素化されています。
少し気になるのは、タイマーが2、又は4時間の切タイマーしか無いというところでしょうか。
「留守そうじ運転」や必殺ナノイーによる「衣類脱臭」機能はあるのに、タイマーが2時間か4時間の2択(しかもOFFのみ)というのは、ちょっとアンバランスな感じもします。
しかし、かなりのハイパワー、ハイスペックの製品であるということは間違いないでしょう。
ただ、パワーについては、「加湿空気清浄機業界」という条件付きであるということは、付け加えておかなければならないでしょう。
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