普通の空気清浄機ではありません。
水と塩の電気分解によって空気を除菌するのが、パナソニックの「ジアイーノ」です。
ステンレスシルバー↓
パナソニック 次亜塩素酸 空間除菌脱臭機 ジアイーノ ~18畳 ステンレスシルバー F-MV4100-SZ
ホワイト↓
パナソニック 次亜塩素酸 空間除菌脱臭機 ジアイーノ ~18畳 ホワイト F-MV4100-WZ
「ジアイーノ」のほぼ唯一にして、最大の特徴は、水と塩の電気分解することで「次亜塩素酸」を発生させることです。
「次亜塩素酸」=「じあえんそさん」です。「じあえんそさん」の「じあ」が、「ジアイーノ」の「ジア」である、とはどこにも書いてありませんが、まあ濃厚な関連があることは間違いないでしょう。
そんな「次亜塩素酸」は、プールや哺乳瓶の除菌、水道水の浄化、さらには食材の洗浄にも使われていて、高い洗浄力と安全性を誇ります。
「ジアイーノ」が運転を始めると、プールを連想させる塩素系のニオイが発生しますが、これは次亜塩素酸が有機物と反応した際に発生するニオイで、次亜塩素酸そのものにはニオイはありません。塩素系のニオイがする場合は、それだけ次亜塩素酸が反応している=空気が汚れている、と理解した方が良いのでしょう。
「ジアイーノ」は、水道水に専用の「塩タブレット」を投入するだけで「次亜塩素酸」を生成する運転が可能です。「塩タブレット」は週に2回程度の補充が目安となりますが、上位モデルであるこの「F-MV4100」には、なんと「塩タブレット」の自動投入機能が組み込まれているので、「塩タブレット」をまとめて投入しておけば、補充は半年ごとくらいの頻度で済みます。
空気中の色々な汚れやウイルスが話題になることの多い昨今において、普通の空気清浄機とは根本的に異なる化学的な作用が可能なこの「ジアイーノ」は、求められる場面、活躍してくれる機会が多そうです。
ひとつ注意点なのは、仕組み自体は案外簡単な感じのする「ジアイーノ」ですが、それを維持していくのにそれなりのコストが掛かるということです。
「ジアイーノ」は、普通のいわゆる空気清浄機とは仕組みが全く異なるため、フィルター構成なども普通の空気清浄機とは違いがあります。ただ、フィルターに類するパーツが全く無いわけではなく、空気中の大きな汚れを濾し取る「保護エレメント」や「次亜塩素酸」を染み込ませることで除菌を行う「除菌フィルター」など、定期的に交換が必要なパーツがいくつかあるのです。
現在のメーカー価格で6,000円の「保護エレメント」、1,700円の「除菌フィルター」、26,400円の「電極ユニット」、3,000円の「防カビユニット」、これらが全て5年目安で交換となります。1年あたりにすると7,420円となります。そして「塩タブレット」は約300粒で3,600円なので、こちらは1年100粒使用で1,200円。
、、、。
そして、忘れてはならないというか、忘れようもないのが「ジアイーノ」の本体自体も決してお安くはないということです。
「ジアイーノ」シリーズの最上位モデルで、18畳向けと最も広い空間に対応できるこの「F-MV4100」の本体価格は、約14万円です。
お、おおー。
これは実に効果がありそうというか、効果が無いワケがない!いや、無いなんて許せない!!というレベルの製品とも言えそうです。
■ジアイーノ F-MV4100のスペック
発売 | 2019年8月 |
サイズ | 高さ710×幅398×奥行240mm |
重さ | 約11.2kg |
適用畳数 | 18畳 |
風量 | 1.5→2.5→5.3㎥/分 |
運転音 | 28→38→54dB |
消費電力 | 10→15→55W |
センサー | ニオイ・照度・温度湿度 |
交換品 | 保護エレメント・除菌フィルター・電極ユニット・防カビユニット |
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