まあ、確かに独創的ですよ、、、パナソニックの創風機「Q」

パナソニック 創風機Q(F-BL25Z)

かなり斬新な形状をしたパナソニックのサーキュレーター、でもなく扇風機でもなく「創風機」だそうです。

クリスタルレッド↓


パナソニック 創風機Q F-BL25Z-R(クリスタルレッド)

シャンパンゴールド↓


パナソニック 創風機Q F-BL25Z-N(シャンパンゴールド)

パールホワイト↓


パナソニック 創風機Q F-BL25Z-W(パールホワイト)

「創風機」って何ですの?

この「Q」に付けられている「創風機」という言葉はあまり聞いたことがありません、というか、初めて聞く言葉です。

それもそのはず。この「創風機」という言葉はこの「Q」のために創られた言葉なのです。

扇風機でもなく、サーキュレーターでもなく、「創風機」。

いったいこの創風機「Q」君は何をしてくれるのでしょう?

メーカーに新しい言葉を創らせてしまうのが分かるほど、確かに独創的な見た目をしているだけに、期待がグイグイと高まります。

しかし!

結論から言うと、実のところ、やっぱり基本的にはサーキュレーターのようです。

扇風機的にも使えないことはないというプラスαなところもありますが、「あなたの生活に、新しい風を吹かせます」というキャッチコピーを正面から真に受けてしまうと、ちょっと受け止めきれないくらいの失望感を覚えてしまう危険性があるので、あまりハードルを上げ過ぎずにしておいた方が良いかもしれません。

サーキュレーターとしての「創風機」

この「Q」君の最大の特徴は、スピーカー?或いはライト?という外観をしておきながら、実は風を吹き出してくるという意外性にあります。

本体後部及び、周囲の小さな穴から空気を集めて、高圧化した上で、真ん中の大きな穴からビームのように直線的な風を噴き出します。

流体力学から導き出した「誘引気流構造」を突き詰めると、このボール形状になるのだそうです。

この直線的でパワフルな風でもって部屋の空気を素早くかき混ぜることが出来るのだそうです。

なんと、吹き出す空気は吸い込んだ風量の7倍にも達するというのだから驚きです。しかも、この「Q」君が吹き出す風の最大風速は4.5m/秒。これはなかなかの風速といえるでしょう。

扇風機としての「創風機」

この「Q」君は単に強力な風を吹き出すだけではありません。

風に自然な強弱をつける「1/fゆらぎ」というリズム風のモードもあり、ずっと当たっていても不快感のない心地よい風を生み出してくれるのだそうです。

これにより、「Q」君は単なるサーキュレーターではなく、直接風に当たるための扇風機としても使用出来るというわけです。

ただ、実はこの「Q」君には首振り機能がありません。

専用のスタンドの上でどの方向にも向けることが出来ますが、風の方向を変える際には「Q」君を持ち上げて狙いたい方向に吹出口を向けてあげる必要があります。

、、、。

これは微妙です。

いくら自然のリズムの風を生み出すことが出来るといっても、ビームのような細い風では、心地良い風が届く範囲はそれほど広くなさそうです。

まとめ

この創風機「Q」君、「どのように使うか。すべては、あなた次第です」などと持ち上げておいて、返す刀で「時にはサーキュレーターとして。時には扇風機として」と、バッサリ一気に二択に斬り捨ててくるあたり、並みの製品とは思えません。

しかし、それにしても首振り機能が無いというのは独創的に過ぎるのではないでしょうか?

サーキュレーターとして使用するためには、この場所に風を当てればうまく部屋の空気が循環する、というツボ的な場所を見つけなければならず、扇風機として使用するためには、ここに座ればこの角度から風が当たるという自分専用の場所を作らなければなりません。

それら全ての欠点を、独創的なデザインという魅力で跳ね除けようという、ある意味野心的な製品と言えるでしょう。

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