高さだけじゃなくて機能も控えめなノーマル扇風機。アイリスオーヤマ「LFD-306L」

シンプルなデザインの扇風機です。


アイリスオーヤマ 扇風機 7枚羽 DCモーター リビング扇 ホワイト LFD-306L

この「LFD-306L」には細かな出力調整が可能なDCモーターが搭載されています。そのためだと思われますが、そこから生み出される風の優しさが強調されています。

いわく「そよ風の、心地よさ」、いわく「頬をなでる、優しいそよ風」、いわく「うっとり心地よい超微風」、、、。

相当な心地良さを期待してしまいそうですが、実際のところ、この「LFD-306L」に備わっている風量調整は、よくある「弱」「中」「強」の3段階の他に、その名もズバリの「微風」モード、そして風量を変化させる「リズム」モードしかありません。実質的には4段階の風量調整と言って良いでしょう。

4段階の風量調整というのは、DCモーター搭載モデルとしては決して多い方ではありません。

たとえば、パナソニックのDCモーター搭載モデルの風量調整は7~8段階となっていて、シャープの多いモデルとなると30段階を超えます。風量調整の多さ=性能の高さということではありませんが、DCモーターから生み出される微細な風に期待している場合、この「LFD-306L」においては、「微風」モードの風がお好みの強さなのかどうかが運命を分けるということになるかもしれません。

また、アイリスオーヤマのDCモーター搭載モデルは、この「LFD-306L」に限りません。

高さ68~86cmの「LFD-306L」よりも、背が高いハイポジションタイプの「LFD-306H」、首振りの可動範囲が広く、真上への送風も可能な「LFD-306R」などの兄弟モデルに加え、立体的な首振りが可能で「サーキュレーター扇風機」とされる「STF-DCV15T」も存在します。

「サーキュレーター扇風機」の「STF-DCV15T」は、使い方自体が少し別種の扱いのモデルではありますが、音声による操作も可能という先進モデルとなっていて、本体価格は格段に高くなっています。そして、ハイポジションタイプの「LFD-306H」は、単に背が高いだけでなく、風量調整も12段階となり、この「LFD-306L」には無い運転モードである「快眠モード」を備えています。上向き送風が可能な「LFD-306R」についても風量調整は6段階で、やはり「快眠モード」を備えています。

要するに、この「LFD-306L」は、単に背が低めのローポジションタイプというだけでなく、機能的にも低めのモデルだというわけです。

もちろん、その代わり本体価格についてもアイリスオーヤマのDCモーター搭載モデルの中で最も低めの設定となっているので、機能面にはそれほどこだわらず、価格重視でいきたい場合には有力候補として浮上することになるでしょう。


■LFD-306Lのスペック

発売2019年4月
サイズ幅355×奥行365×高さ680~860mm
重さ2.9kg
羽根の枚数7枚
消費電力16W
風量調節4段階+リズム風
風量-
風速-
左右首振り75°
上下首振り上20°・下16°

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