ダイソン 掃除機ラインナップ

「15年の歳月と5,127台の試作品の末、1993年に英国のダイソン社が初めて紙パック不要の掃除機の発売を開始しました」

キャッチコピーから溢れ出すような自信がイギリスのメーカー、ダイソンの特長です。

「最も」や「唯一」など、オンリーワン感を出すためには手段を選ばない傾向がありますが、言うだけのことはありそうな雰囲気をダイソンの製品が持っているのも確かです。

キャニスタータイプ

DC63

(2014年4月発売)→詳細ページ

「他のどの掃除機よりも確実にゴミを吸い取る」という完全勝利宣言の掃除機です(メーカー談)。24個ものサイクロン構造とカーボンファイバーとナイロン素材を組み合わせたブラシのヘッドで、微細なゴミを取ることに絶対の自信を持っています。本体質量が2.75kgと軽量化も図られており、サイクロン掃除機の最高ブランドの地位を譲る気配はいまだに無さそうです。ただ、弱点と言われる騒音については低減化が図っている雰囲気はあるものの、騒音値は非公表とグレーゾーンをキープしています。シリーズには、回転ブラシが自走する「モーターヘッド」、さらに付属品が充実した「モーターヘッドコンプリート」、回転ブラシが自走しない「タービンヘッド」の3モデルがあります。

DC48

(2013年3月発売)→詳細ページ

「DC63シリーズ」の1代前にあたるモデルです。比べてみると「DC63」よりもわずかに小さく、わずかに軽いという利点があるものの、サイクロン機構の数は少ないので、恐らくその分は集塵能力が劣ると思われます。というか、そこで劣っていなければ新型機「DC63」の存在意義がありません。ただ、劇的な差は無さそうなので、価格の低い型落ちモデルを選択するという手もそれほど非現実的とは思えません。問題なのは、例え型落ちモデルといえども、ダイソンの製品は比較的高価な部類に入る製品だというところかもしれません。「腐ってもダイソン」という言葉が適当なのかどうかは、全く定かではありません。

コードレスタイプ

DC74

(2014年9月発売)→詳細ページ

「大きなゴミと小さなゴミを同時に吸い取る」ことが出来るという画期的なヘッドを持つコードレス掃除機です。というか、今までそうじゃなかったのか、という感じがしてしまう訳ですが、メーカーいわくこれはかなり画期的なことのようです。他の(メーカーの)コードレス掃除機の10倍の吸引力(メーカーテスト結果)をもっているということなので、はっきり言って他のコードレス掃除機のことなど眼中にありません(たぶん)。ただ、様々な要因により実際のゴミの集塵率は他のコードレス掃除機の10倍とまではいかないらしいという、ちょっと分かりにくいところのある製品でもあります。

DC62

(2013年9月発売)→詳細ページ

「DC74」の1つ前のモデルとなります。型落ちということになりますが、この「DC62」も「他のコードレスクリーナーの10倍の吸引力」(メーカーテスト結果)を誇ります。ただ、搭載されている新型モーター「デジタルモーターV6」の説明では「他のコードレスクリーナーの3倍の吸引力を実現」となっていたりするので、実際のところは吸引力テストの内容次第だったりするのかもしれません。さらにこの「DC62」は最新モデル「DC74」から採用された画期的なヘッドブラシを搭載していないので、大きなゴミと小さなゴミを同時に吸い取ることは出来ないということになるわけですが、あまりそれについては触れられていません。基本モデル「DC62モーターヘッド」の他、付属品の充実した「DC62モーターヘッドコンプリート」、さらに付属品の充実した「DC62モーターヘッドプロ」、付属品が一部カットされた「DC62」の4モデル構成となっています。違いは付属品なので、購入の際には付属品として何が付いてくるのか、よくよく確認することが必要そうです。

DC45

(2012年9月発売)

最新モデル「DC74」と比較すると、モーターも1世代前、ヘッドブラシは2世代前、バッテリーも1世代前となるので、正直かなり見劣りしてしまいます。それでも「他のコードレスクリーナーの2倍の吸引力」があると言われてしまうと、もはやお手上げの感があります。基本的な使い勝手は現行モデルと大差無いようなので、価格次第では明らかな型落ちとなるこのモデルを思い切って選択してみるということも特に禁止されているわけではありません。

DC35

(2011年2月発売)

型落ちモデル「DC45」のさらに1つ前のモデルとなります。「DC45」と比較するとバッテリーの持続時間が通常モードで約20分→約15分へと低下しています。それでも恐らく吸引力は他のコードレスクリーナーを問題にしないレベルなのでしょう(たぶん)。しかし、いくら何でも3世代前のモデルとなるこの「DC35」を現時点で選択しようとするのは、ダイソン製品のコンプリートを目指しているコアなダイソンファンに限られて来るのではないかと思われます。

ハンディクリーナー

DC61

(2013年9月発売)

現行のコードレス掃除機「DC74」にも搭載されている強力な新型モーター「ダイソンデジタルモーターV6」を搭載したハンディタイプの掃除機です。床用ブラシが無いので床の掃除は基本的に出来ませんが、キャニスタータイプの掃除機との併用することを考えると、こちらのハンディタイプを選択するということも十分に現実的かもしれません。基本的な吸引力はコードレス掃除機「DC62」と同等ですが、手元を掃除するための付属品が充実しています。ただし、「DC62モーターヘッドコンプリート」にはそれ以上の付属品が付いているので、迷っている上に予算があり余っている場合は「DC62モーターヘッドコンプリート」を選択すれば後悔することはないでしょう。

DC34

(2012年12月発売)

1世代前となる「デジタルモーターV2」を搭載したハンディタイプの掃除機です。「DC61」と比べると通常モードでの稼働時間も約20分→約15分と低下しています。「DC61」ではなく「DC34」を選択する際には恐らく「価格」という要因以外はメリットは無さそうです。

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