付属品満載の最上位モデル「モーターヘッドコンプリート」↓
ダイソン Dyson DC63COM サイクロン式掃除機 DC63 シルバー [サイクロン式][DC63COM ダイソン 掃除機]
本体は同じながら付属品が「コンビネーションブラシ」のみの「モーターヘッド」
そして、回転ブラシが自動では回らない「タービンヘッド」
依然としてサイクロン業界の王様として君臨し続けるダイソンの最新モデルシリーズです。
従来モデル「DC48」と一見して異なるのは、サイクロン掃除機の心臓部とも言うべき、サイクロン機構の数です。従来モデル「DC48」が10個のサイクロンを搭載していたのに対し、この「DC63」は、なんと倍以上の24個ものサイクロン機構を搭載しています。
24個!
ダイソン以外のメーカーのサイクロン掃除機はサイクロン機構の数が1つ、又は2つという製品が主流だというのに、24個とはまさに雲泥の差です。
ところでサイクロンの数は多ければ多いほど良いのかというと、別にそうでもない気もするのですが、とりあえずダイソンのサイクロン掃除機が他のメーカーのサイクロン掃除機とは全く異なるアプローチで製造されているということは間違い無さそうです。少なくとも搭載しているサイクロンの数では、もはや敵無しと言った観があります。
そして、それを意識してかどうか分かりませんが、メーカーのダイソンはもう自信満々です。
「他のどの掃除機よりも確実にゴミを吸い取ります」
ドーン!!
以前から強気のダイソンのキャッチコピーですが、今回は行き着くところまで来てしまったようです。
なんと、この世にある他の全ての掃除機を向こうに回しての勝利宣言です。
、、、。
確かに「他の掃除機よりゴミを吸い取ります」というキャッチコピーではちょっと弱いのかもしれないという気もしないでもありません。
しかし「他のどの掃除機よりも確実に!」とまで強調すると、そこまで言うか、、、という気もしてきます。
ただ、ここまでメーカーが言い切るからには、当然その根拠があるのです。
この「DC63」は、他のプレミアム掃除機よりも平均40%多くのゴミを吸い取るのだそうです。
さらに一般的な掃除機はダイソンの掃除機と比べて半年で平均2.8リットルものゴミを取り残しているのだそうです。
40%!
2.8リットルのゴミ!
衝撃的な数字が並びます。
ここでメーカーのWEBサイトでは、取り残されたと思わしきゴミの山がドーンと掲載されています。
そして、衝撃のコピーが続きます。
「もっと近くで見てください」
近づけないよ!(モニターだし)
という悲鳴を捨て置きつつ、(取り残した)ゴミの中にダニやホコリがいっぱいいるよ!という感じのアップ写真まで追加されています。
もう完全に脅しに来てます。
ダイソン以外の掃除機を使っていると、ゴミを取り残して、取り残したゴミの中にはダニやら変な菌やら、ウジャウジャいるんだよ。
というわけです。
イヤー!!
もう、掃除機はダイソンにするしかない!
となってしまいそうですが、よく見てみると「DC63」が平均40%多くのゴミを吸い取るという話について、それがどのように調査されたかなどの説明については省かれています。
まさかウソということは無いでしょうが、ちょっと不安も残ります。
サイクロンの王様ダイソンは、もともと勝利宣言こそ華々しくブチ上げるものの、細かなことには頓着しない性格が様々なところでにじみ出ています。ダイソン製品の弱点として噂される騒音の大きさについても「運転音を低減し音質も改善しました」という一言のみで終了させてしまう豪腕っぷりです。
「俺を信じろ」
というのが、ダイソン王の基本的な方針とみて間違いないでしょう。
王様を恐れずにはっきり言えば、その自信満々っぷりが鼻につくよ!という感じなのですが、サイクロン機構に搭載されているフィルターのお手入れが年1回目安で良いということを考えても、ダイソンのサイクロン掃除機の性能は確かに高いと認めざるを得ないところがあります。
ただ、国内メーカー製品の多くに装備されている手元ブラシが無かったり、ダストボックスの水洗い箇所が制限されていたりと、細かな使い勝手という点では物足りないところもありそうです。
騒音なんか気にせず、掃除ってともかくパワーだよ!という豪腕な王様タイプの方にとっては、メーカーの言う通り最高の掃除機となるかもしれません。
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