ダイニチ 加湿器ラインナップ(2014年11月)

ダイニチは石油ストーブの製造販売で業績を伸ばして来た会社です。今も創業の地である新潟に本社を置いています。現在もストーブに代表される暖房機が事業の中心ですが、加湿器も開発しており、国内トップの家電メーカー製品と比べても、なかなか侮れない存在となっています。温風を利用した「ハイブリッド式」の加湿器が中心となっているのが大きな特長です。主に「静音性」と「国内産」であることがアピールされていますが、「省エネ」性能も決して低くはありません。メーカー保証が3年となっているのも、ちょっと安心感があります。

RXシリーズ

ダイニチの加湿器の中で光沢パネルを使用した外観+充実機能の最上位シリーズが「RXシリーズ」です。というか、加湿性能や機能面では「HDシリーズ(〜14系統)」と大きな違いはありません。表示が液晶→LEDになっていたりして、その効果はともかくプチ高級感が演出されています。ただ、タイマーはオフのみで、「HDシリーズ(〜14系統)」の方はオンタイマーがある上に、時間もより細かく設定出来たりするので、機能重視の場合は「HDシリーズ(〜14系統)」の方が良いかもしれません。

HD-RX914

(最大加湿量860ml/h、適用畳数:木造和室14.5畳/プレハブ洋室24畳)

HD-RX714

(最大加湿量700ml/h、適用畳数:木造和室12畳/プレハブ洋室19畳)

HD-RX514

(最大加湿量500ml/h、適用畳数:木造和室8.5畳/プレハブ洋室14畳)

HD-RX314

(最大加湿量300ml/h、適用畳数:木造和室5畳/プレハブ洋室8畳)

HDシリーズ

ダイニチの加湿器のメインシリーズとなります。性能と機能は最上位「RXシリーズ」と大きく変わるものではありません。型番が「〜14」で終わるシリーズと、「〜C」で終わるシリーズの2つの系統がありますが、「〜14」系統の方が高機能となっています。主な違いは加湿力を標準よりも高める「のど・肌」モードが有る(〜14系統)か、無い(〜C系統)かです。その他フィルター構造も「〜14系統」の方が重厚な布陣となっています。また、タイマーについても「〜14」系統の方にはオンタイマーもありますが、「〜C系統」はオフだけで設定出来る時間も少なくなっています。ただ加湿力は変わらないので、細かな機能は必要ないという場合は、ローコストの「〜C系統」の方を選択するということも間違いではなさそうです。

HD-9014

(最大加湿量860ml/h、適用畳数:木造和室14.5畳/プレハブ洋室24畳)

HD-7014

(最大加湿量700ml/h、適用畳数:木造和室12畳/プレハブ洋室19畳)

HD-5014

(最大加湿量500ml/h、適用畳数:木造和室8.5畳/プレハブ洋室14畳)

HD-3014

(最大加湿量300ml/h、適用畳数:木造和室5畳/プレハブ洋室8畳)

HD-900C

(最大加湿量860ml/h、適用畳数:木造和室14.5畳/プレハブ洋室24畳)

HD-700C

(最大加湿量700ml/h、適用畳数:木造和室12畳/プレハブ洋室19畳)

HD-500C

(最大加湿量500ml/h、適用畳数:木造和室8.5畳/プレハブ洋室14畳)

HD-300C

(最大加湿量300ml/h、適用畳数:木造和室5畳/プレハブ洋室8畳)

RFシリーズ

お手入れが苦手な面倒くさがり屋さん向けモデルという変化球製品です。2ヶ月に1度、フィルターを新しいものに交換し、古いフィルターは掃除することなく捨ててしまうという、もったいないばあさんが聞いたら腰を抜かしてしまいそうな手順が正しい作業手順となっています。それに応じてトレイも簡単に洗えるようになっています。また、機能面は充実しており、「HDシリーズ」と遜色ありません。加湿力も最大500ml/hとそれなりのパワーがありますが、省エネ性能は「HDシリーズ」と比べると明らかに差があります。しかし、電気代を気にする様な人は、最初からこのモデルを選択しないと思われるので、別に良いのでしょう。

HD-RF501

(最大加湿量500ml/h、適用畳数:木造和室8.5畳/プレハブ洋室14畳)

Eシリーズ

「タンク容量NO.1」をうたう「EN系統」と「コンパクト性」をうたう「ES系統」「EX系統」をひとくくりにしてしまった、要するにに余り物のシリーズという感じがしますが、このシリーズは加湿方法がダイニチが得意とする「ハイブリッド」ではなく、一般的な「気化式」だという違いもあります。
「タンクNO.1」の「EN系統」は見るからに全身タンクの6.5リットルタンクを搭載しています。加湿量の多い「HD-EN700」でさえも最大加湿量で運転しても、タンクを空にするまでは9時間以上も要するという長寿命です。まさに放置プレーにはうってつけの製品でしょう。
「コンパクト」の「HD-ES214」と「HD-EX214」は機能面では特筆するものは何も無いという「コンパクト」タイプの製品らしい仕様となっています。見た目で選んで良いよ、ということなのでしょう。たぶん。

HD-EN700

(最大加湿量700ml/h、適用畳数:木造和室12畳/プレハブ洋室19畳)

HD-EN500

(最大加湿量500ml/h、適用畳数:木造和室8.5畳/プレハブ洋室14畳)

HD-ES214

(最大加湿量200ml/h、適用畳数:木造和室3畳/プレハブ洋室6畳)

HD-EX214

(最大加湿量200ml/h、適用畳数:木造和室3畳/プレハブ洋室6畳)

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