BRAUN(ブラウン)の電動歯ブラシラインアップ(2021年10月)

電動歯ブラシの世界的ブランド「ブラウン オーラルB」の電動歯ブラシラインアップです。新しい最上位シリーズ「iOシリーズ」は、従来の製品とはブラシの動きが異なるため、専用の替えブラシを使う仕様となっています。替えブラシが他のモデルと共通でなくなってしまうことは色々とリスクがあるような気もしますが、メーカーがそれだけ新シリーズに賭けているという意気込みの表れなのでしょう。「iOシリーズ」の拡大にともない、他のモデルは縮小しています。まさに「iOシリーズ」の浮沈がブランド展開の成否につながることになりそうです。
海外メーカーということもあるのか、似たような製品を展開する割には、製品ごとの仕様の違いが分かりにくいという欠点を抱えているブランドでもあります。日本向けのホームページだけでは仕様の詳細を理解することは困難なため、選択する際には製品の仕様を慎重に確認した方が良いかもしれません。

iOシリーズ

「全てを刷新」した「次世代プレミアムモデル」と称される最上位シリーズです。これまでの「丸型回転」に加えて、ブラシ1本1本が振動する「遠心マイクロモーション」によるブラッシング能力が特徴となっています。

iO9(iOM92B22ACBK)

2020年10月発売モデル。価格目安:33,000円くらい。
ブラシ1本1本が振動することで、これまでにないブラッシングを実現する「遠心マイクロモーション」、ブラシの押し付けが強過ぎる時だけでなく、弱すぎる時も教えてくれるブラシ圧センサー、人工知能を用いて磨き残しを細かく教えてくれる機能など、先進機能が盛り込まれた新しい最上位モデルです。


全てを刷新。過去最高のジーニアスを超えた次世代電動歯ブラシ

iO8(iOM82A11BCWT)

2020年11月発売モデル。価格目安:31,000円くらい。
最上位モデル「iO9」と比べると、運転モードからは「舌クリーニング」が無くなって7種類→6種類となり、搭載されているセンサーの違いにより、磨き残しの検知能力も最上位モデルより精度が劣りますが、単純なブラッシング能力については、最上位モデルと変わらないNO.2モデルです。


次世代電動歯ブラシiOの感動を手にしやすく

iO7(iOM72J22BDBK)

2021年10月発売モデル。価格目安:28,000円くらい。
NO.2モデル「iO8」からさらに運転モードが1つ減り、6種類→5種類となっている「iOシリーズ」の普及版モデルです。ディスプレイもカラー→モノクロへと簡素化されていますが、単純なブラッシング能力については上位モデルと同等となっています。


シンプルに魅せる次世代電動歯ブラシiO

iO6(iOM62I61KGR)

2022年1月発売予定モデル。価格目安:25,000円くらい。
NO.2モデル「iO8」からさらに運転モードが1つ減り、6種類→5種類となっている「iOシリーズ」の普及版モデルです。同じ普及版モデルである「iO7」と比べると、充電器がランクダウンしていて、「ブラシホルダー」も付属しないなど、オプションに差を付けられている下位仕様モデルとなります。

ジーニアスシリーズ

「iOシリーズ」登場以前の最上位シリーズです。豊富な運転モードと、磨き残しを防止するアプリとの連携機能を備えています。

ジーニアスX

2019年10月発売モデル。価格目安:18,000円くらい。
「ブラウン オーラルB」の製品として初めて人工知能を搭載し、モーションセンサーで検知するブラッシングの動きと合わせて解析することで、カメラを利用することなく、口の中でのブラシの動きを認識して、磨き残ししている箇所をアプリで分かりやすく表示してくれます。豊富な6種類の運転モードとブラシの押し付け過ぎを防止するセンサーなど、基本機能も当然のように高い、発売時の最上位モデルです。


AI搭載で、差がつく磨き上がりへ

ジーニアス10000

2018年11月発売モデル。価格目安:18,000円くらい。
豊富な運転モードとブラシの押し付け過ぎを防止する「押し付け防止センサー」に加えて、アプリと連動することで磨き残しが無いようにブラッシングをガイドしてくれる機能を搭載しています。ただ、ブラッシングの検知にスマホをカメラを利用するので、より上位モデルの「ジーニアスX」と比べると、いくぶん準備が面倒な機能となっています。旧モデルである「ジーニア9000」と基本性能に差はないものの、海外電圧にも対応したモデルとなっています。


最高の歯磨き体験
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ジーニアス9000

2016年11月発売モデル。価格目安:16,000円くらい。
豊富な運転モードとブラシの押し付け過ぎを防止する「押し付け防止センサー」に加えて、アプリと連動することで磨き残しが無いようにブラッシングをガイドしてくれる機能を搭載しています。後継モデル「ジーニアス10000」と同様にブラッシングの動きの検知のためにスマホのカメラを利用します。海外電圧に対応していない国内向けモデルだという点が「ジーニアス10000」とは異なります。


ブラッシングの質を高める上位モデル
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スマートシリーズ

アプリとの連携機能を持ち、かつては多数のモデルが揃っていたシリーズですが、「iOシリーズ」の登場の影響なのか次々とモデルがカットされ、今や残るのは「スマート5000」ただ1つだけという、先行きの見えないシリーズとなっています。

スマート5000

2017年11月発売モデル。価格目安:12,000円くらい。
5種類の運転モードとブラシの押し付け過ぎを防止するセンサーを搭載し、ポジション検知機能は無いものの、アプリを通じてブラッシングの記録を確認することが出来る実力派モデルです。


毎日のブラッシングの質を高める高機能モデル
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PROシリーズ

シンプル=安価なシリーズという位置づけだと思われますが、ラインアップされている「PRO2」と「PRO1」では大きな違いがあったりする危険なシリーズだったりします。

PRO2

2020年10月発売モデル。価格目安:12,000円くらい。
3種の運転モードと押し付け過ぎを防止するためのランプが見やすくなって、前作「PRO2000」から進化したベーシックモデルです。


シンプルに始める、オーラルケア習慣
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PRO1

2021年10月発売モデル。価格目安:8,000円くらい。
基本的な機能は上位モデルとなる「PRO2」と変わらないものの、ブラッシングの時の押し付け過ぎを知らせてくれるランプが無い下位仕様モデルです。しかし、押し付け過ぎ自体を検知した際には、自動でブラシの回転数を抑えてくれる機能は搭載しています。まあ、そんな機能面よりも、搭載されているバッテリーがリチウムイオン→ニッケル水素へとランクダウンしていることで、充電時間の増加、使用時間の減少、そしてブラッシング能力の低下につながっていて、結果的に上位モデルの「PRO2」とは別物となっています。製品の価格の差にはちゃんと理由があるということをきっちりと示しているモデルと言えるかもしれません。


シンプルに始める、オーラルケア習慣

すみずみクリーンシリーズ

ブラウン オーラルBの廉価版シリーズです。価格は安いですが、ブラシの回転も弱く、ブラッシングの時の押し付け過ぎを教えてくれるセンサーなども搭載していません。「すみずみクリーンプレミアム」以外は本体の基本性能は変わらず、初回の付属ブラシが異なっているだけなので、ブラシの交換も含めた長い目で見れば、どれも同じということになります。

すみずみクリーンプレミアム

2020年4月発売モデル。価格目安:3,200円くらい。
通常モードに加えて、優しい力でブラッシングする「やわらかクリーンモード」も搭載しています。ブラッシング時間の目安となる2分間のタイマー機能も備えていて廉価版シリーズの中では機能性の高いモデルです。


手軽に歯垢除去を実現する、丸型回転ブラシ入門モデル

すみずみクリーンEX(D12013AE)

2016年4月発売モデル。価格目安:2,900円くらい。
ブラッシング能力の低い廉価版モデルです。初回の付属ブラシは、スタンダードな歯垢除去用の「マルチアクションブラシ」です。


手軽に歯垢除去を実現する、丸型回転ブラシ入門モデル
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すみずみクリーンやわらか(D12013TE)

2018年4月発売モデル。価格目安:2,400円くらい。
ブラッシング能力の低い廉価版モデルです。初回の付属ブラシは、歯ぐきに優しい「やわらか極細毛ブラシ」です。


手軽に歯垢除去を実現する、丸型回転ブラシ入門モデル
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すみずみクリーンフロス(D12013F)

2018年4月発売モデル。価格目安:2,300円くらい。
ブラッシング能力の低い廉価版モデルです。初回の付属ブラシは、歯と歯の間の汚れに強い「歯間ワイパー付きブラシ」です。


手軽に歯垢除去を実現する、丸型回転ブラシ入門モデル
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すみずみクリーンホワイト(D12013W)

2018年4月発売モデル。価格目安:2,300円くらい。
ブラッシング能力の低い廉価版モデルです。初回の付属ブラシは、着色汚れを落とす「ホワイトニングブラシ」です。


手軽に歯垢除去を実現する、丸型回転ブラシ入門モデル
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