なるほどの日本人向け仕様。パナソニックのドルツ「EW-DE55」

ドルツの現行最上位モデルとなるのが、この「EW-DE55」です。

「日本人向け」の電動歯ブラシだそうです。

ブラック↓


パナソニック 電動歯ブラシ ドルツ 黒 EW-DE55-K

ホワイト↓


パナソニック 電動歯ブラシ ドルツ 白 EW-DE55-W

電動歯ブラシの有力メーカー、ソニッケアーのPHILIPSと回転ブラシのBRAUNは海外メーカーです。日本メーカーであるパナソニックにとって、ドルツは日本人向けに開発されていますよ!とアピールするのは、非常に効果的なセールストークという感じがします。

メーカーによると、ドルツが日本人向けだとされる最大の理由はブラシのようです。日本人は歯並びが曲線的で、歯に隙間が多いのだそうです。なので、ドルツはブラシの大きさ、ネックの長さ、カーブの角度などを日本人に最適なものになるように開発しているのだそうです。

そしてもう1つ、このドルツ「EW-DE55」が日本人向けである理由があります。

それはこの「EW-DE55」に搭載されている機能のマニアックさです。

この「EW-DE55」を使用する際に本体を握ると、歯とブラシの間に微弱電流が流れるようになっていて、さらにリニアモーターによる音波振動と微弱電流によって生まれるイオンの力で歯垢除去力の向上をはかっているのだそうです。

「リニアモーター」そして「イオン」。いかにも日本人向けなキャッチーで、効果があり気で、おまけに専門用語っぽい言葉です。ご丁寧なことにこの「EW-DE55」に付属してくるブラシは「イオン用密集極細毛ブラシ」、「イオン用マルチフィットブラシ」、「イオン用2WAYシリコンブラシ」など、わざわざ名前の頭に「イオン」を付けてきています。細かいところまで違いを際立たせて、プレミアム感を高めることにも抜け目がありません。

では、この「イオン」がらみの機能と付属品を使うことで、ノーマルの製品とどれくらい歯垢除去力が違うのかというと、、、

なんと!

そこのところは、秘密となっているのです。さらに「日本の技」の「リニアモーター」みたいなことを言っておいて、ブラシの振動数が「ソニッケアー」の毎分約31,000ストロークとピタリ一致してしまっているのは、何となくメジャーな「ソニッケアー」に合わせてみましたみたいな感じがしてしまうのは気のせいかもしれませんが実に気になるところです。

しかし、ではこの「EW-DE55」が全然使えない悪い製品なのかというと、全くそんな感じはありません。

豊富な運転モード、充実した付属ブラシはもちろん、歯に強く押し付けた時に、磨き過ぎで歯や歯ぐきを傷めないようにブラシの振幅を抑えるセンサーが付いていたりしてハイスペック感は十分です。

特に充電については、連続使用出来る時間が約1時間と短いものの、充電に必要な時間も1時間となっています。また、2分間のクイックチャージで2分間使用することが出来るようになっており、充電に24時間を要する「ソニッケアー」や「ブラウン」に対して、イザという時の利便性で非常に優れています。

本体自体のサイズはあまり変わりませんが重量は軽くなっており、この点でも日本人向けと言えるのかもしれません。残念ながら海外メーカーの製品と比べて、抜きん出ている感はありませんが、ダメダメ感もありません。

何よりも国内メーカー製品ということで、ホームページの説明や製品のラインアップがPHILIPSやBRAUNよりも格段に分かりやすい気がしてしまいます。これは結構大きなポイントかもしれません。

■ドルツ EW-DE55のスペック

ブラシ振動数約31,000ブラシストローク/分
使用時間約60分
充電時間約1時間
サイズ高さ235×幅28×奥行33mm(ブラシ含む)
重さ105g

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