ブラックアンドデッカー リチウムハンディクリーナー BDH18B
電動工具で有名なブラック&デッカー社ですが、掃除機も製造しています。
この「BDH18B」はハンディタイプのコードレス掃除機です。
見た目の通りですね。
30〜40分の充電で約15分駆動可能となっており、ちょっとゴミを取りたいときなどには使い勝手が良さそうです。重量も約1.2kgしかないので、この掃除機を持て余してしまうということは無いでしょう。
紙パック不要のバッグレス方式となっていますが、これはまあ、要するにゴミをダストボックスにガンガン貯めて行くという力技方式という訳です。容量も700mlとなっており、たらふくゴミを貯め込むことが可能です。
大きなゴミから小さなゴミまで、構わず吸込む訳ですが、フィルターは高性能となっており、HEPA”クラス”の性能を持っているそうです。
つまり「HEPAではない」ということでもありますが、この「BDH18B」はそもそも「あ、ゴミがあるな。掃除しておこう」という場合に使用されることが多いと思われるので、高いフィルター性能はそれほど求められていないという感じもしないでもありません。
単純明快な掃除機で、まさに電動工具のような使い方が出来そうです。
ただ、この「BDH18B」を手に入れようとする際には、思わぬ落とし穴もあります。
それは、この「BDH18B」にはバッテリーが付属してこないということです。
コードレス掃除機なので、もちろんバッテリーが無いとウンともスンとも言いません。
、、、。
なぜバッテリーが付属して来ないのでしょうか?
実は、この「BDH18B」に装着するリチウムイオンバッテリーは、ブラック&デッカー社の電動工具や電動園芸用具と同じです。
「電池ですよね!ええ、分かってますって!これね、おたくの家にもあるウチの電動ドライバーに付いている充電器で動くんですよ。そうです!そうです!あれです。ね、便利でしょ?だって、悪いでしょ。同じ電池で動くのに、余計な電池を買ってもらっちゃ。ねえ。いや、まあね、そうですよ。もちろん、この方が『エコ』でもあるわけですしね!」
この「BDH18B」を購入しようという人の家には、ブラック&デッカー社の「18Vリチウムイオンバッテリー」を搭載した製品が既にある。そうに決まっている。
もう、ブラック&デッカー社は自信満々なのです。
いや、もしかすると、そうではないのかもしれません。
「え?ない?ウチの製品が?え?ひとつも?え?いやいや、あるでしょ?ほら、電動ドライバーですよ!?じゃあ、インパクトドライバーは?ええ!?耕耘機は!?チェーンソーは!?ガーデンブロワーは!?何それ?、、、いったい、おたく、どうやって暮らしてるの?」
という事態を、さすがに想定していないはずはありません。
「参ったな、、、じゃ、買っちゃいますか、この際。ウチの電動ドライバー。ひとつ。ね!」
という風に、一気に畳み掛けるという戦略を実は考えているのかもしれません。
その戦略が当たるかどうかはさておき、ともかくこの「BDH18B」を動かすためにはバッテリーが必要です。
そしてそのバッテリーに充電するためには専用の充電器も必要です。そして、それらはそれぞれ7,000円くらいずつするようです。ちなみに「BDH18B」本体は約6,000円です。
、、、。
電池の方が高いんですね。
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