パッと見、「シリーズ4」からあまり変化のなさそうな外観です。
Apple Watch Series 5(GPSモデル)ケースサイズ:44mm(スペースグレイアルミニウムケースとブラックスポーツバンド)
Apple Watch Series 5(GPSモデル)- 44mmスペースグレイアルミニウムケースとブラックスポーツバンド – S/M & M/L
Apple Watch Series 5(GPS+Cellularモデル)ケースサイズ:44mm(スペースグレイアルミニウムケースとブラックスポーツバンド)
Apple Watch Series 5(GPS + Cellularモデル)- 44mmスペースグレイアルミニウムケースとブラックスポーツバンド – S/M & M/L
「シリーズ4」と比べて、外観に違いが無さそうな気がするのは気のせいではありません。
「シリーズ3」から「シリーズ4」に変わったときには、画面の表示サイズが広くなったり、本体が薄くなったり、そもそも本体サイズ自体が大きくなっていたりと、色々と目につきやすい違いがありました。
しかし「シリーズ4」と、この「シリーズ5」は、本体サイズなどの見た目に大きな変化はありません。
もちろん、中身は変わっています。
最大の違いはディスプレイが常時表示されるようになったことでしょう。
これまでのApple Watchは、iPhoneを含む一般的なスマホ同様、操作から一定時間が経過するとスリープモードに入り、モニターも消灯していました。
しかし、この「シリーズ5」では、操作しない時でも常に時計は表示されるようになっています。
これはそれほど大きな違いではない感じもしますが、Apple Watchを本気で腕時計として使用する場合には、スリープモードから復帰させるアクションをしなくて済む分、地味に便利な違いとなりそうです。
しかも、それでいてバッテリーは「シリーズ4」と同じ最大18時間持つのです。
また、内蔵メモリはGPSモデル、セルラーモデルともに32GBと「シリーズ4」から倍増していて、やはりこれも地味ながら確実に使い勝手を向上させてくれるでしょう。
さらに、新しい機能としてコンパス機能が追加されています。勝手知ったる場所ではあまり役に立たないかもしれませんが、アウトドアなどでは役に立つ場面もありそうです。ただ、これも本気のアウトドアな局面においては、Apple Wathに頼ること自体が危険を招く可能性もあるので、あくまでライトなアウトドアな場合、という想定をしておく必要はあるでしょう。
まあ要するに、「シリーズ4」から「シリーズ5」となったことで、確実に進化はしているものの、驚くような進化を遂げたわけではありません。
しかし、通話機能のあるセルラーモデルも揃えているApple Watchの性能は、現状で望み得るウェアラブルデバイスの中で屈指のものであることも間違いはありません。活動量計としての機能の他に、大得意の音楽や決済機能など、今のところApple Watchが明らかに優れている機能も満載です。
ノーマルモデルの他、高級ラインの「Edition」が復活した他、「エルメスモデル」「ナイキモデル」が引き続き登場していることで、モデルやバンドの選択肢がかなり増えていることもプラスです。
唯一の弱点は、長くなったとはいえ、毎日の充電が欠かせないバッテリー消費くらいかもしれません。
それでも「シリーズ4」を見送って、「シリーズ3」以前のモデルにとどまっていた人にとっては、大きな変化を感じられるモデルとなるでしょう。
■Apple Watch Series 5のスペック
発売 | 2019年9月 |
測定項目 | 消費カロリー・運動量 |
心拍計測機能 | あり |
GPS機能 | あり |
バッテリー持続時間 | 最大18時間 |
充電時間 | - |
サイズ | 44/40mmケース・厚さ10.7mm |
重さ | - |
防水レベル | 50メートル |
コメント