まあ、普通に正常進化している王道スマートウォッチ。Apple Watch「Series 4」

スマートウォッチの代表格、「Apple Watch」です。

GPSモデル


Apple Watch Series 4(GPSモデル)- 44mmスペースグレイアルミニウムケースとブラックスポーツループ

GPS+Cellularモデル


Apple Watch Series 4(GPS + Cellularモデル)- 40mmスペースグレイアルミニウムケースとブラックスポーツバンドMTVD2J/A

2015年の初代モデルから毎年ニューモデルが発売され、4年目となる2018年に登場したのが、この「Apple Watch Series 4」です。

パッと見の外観は「Series 3」から大きく変わったわけではありません。

しかし、この「Series 4」は、これまでの「Apple Watch」で最大のディスプレイサイズとなっていて、「Series 3」と比べると、表示面積がなんと30%以上も大きくなっているのだそうです。もちろん本体の外周も大きくなっていますが、この「Series 4」では、表示エリアのコーナー部分も外周に沿ったカーブを描いていて、表示エリアが本体のフチ近くまで広がっていることが表示面積の拡大につながっています。

しかも、それでいて厚さは10.7mmに収まっていて、わずかとはいえ「Series 3」の11.4mmから薄くなっています。ディスプレイにも新しい技術が搭載され、サイズが大きくなっているにもかかわらず、バッテリーの持ちは「Series 3」と変わりません。

ソフトを動かすチップも改良されており、「Series 3」に搭載された「S3」よりも最大で2倍高速処理が出来るという「S4」となっています。

要するに「Series 3」と比べて、スペック的に完全にバージョンアップされたのが、この「Series 4」というわけです。

ただ、ではトータルとして、この「Series 4」が「Series 3」とは比べものにならないほど優れているのかというと、まあそうでもありません。

「Series 4」では、自分の運動量や消費カロリーを視覚的に理解出来る「アクティビティリング」が主要な機能となっていますが、これは「Series 3」にもあります。

「Apple Watch」をスマートウォッチの代表格たらしめている、通話機能や、Apple Payを使った決済機能も、「Series 3」には搭載されています。もちろん「Apple Watch」単独で通話機能を使えるのは「Cellularモデル」に限りますが、それは「Series 4」の場合も同じです。

スマートウォッチとして出来ることは、「Series 4」も「Series 3」とそれほど大きく違うわけではないのです。

「Series 4」の方が「Series 3」よりもセンサー類が優れている分、精度が良かったり、後々出来ることが多くなったりする可能性は大いにありますが、現時点で明確に差がある機能は、「Series 4」の「Cellularモデル」の場合、使っている人の転倒を感知して、転倒後に操作がない場合に自動で緊急連絡をしてくれるということくらいです。

絶対に「Cellularモデル」を選ぶ!という場合はともかく、「GPSモデル」であれば、「Series 3」も十分に有力な候補として残ってくる可能性はありそうです。

だいたい、販売元のアップル自体が「Series 3」を廃番にしていないのは、まだ「Series 3」も製品としての魅力を残していることをよく分かっているからに違いありません。

ただ、「Series 3」の「GPSモデル」は、メモリの容量が8Gしかありません。「Series 4」では「Cellularモデル」、「GPSモデル」、どちらも16Gの容量となっています。

まあ、もし両方とも選べるのであれば、「Series 4」にしておいた方がベターだということも間違いないのでしょう。

■Apple Watch Series 4のスペック

発売2018年9月
測定項目消費カロリー・運動量
心拍計測機能あり
GPS機能あり
バッテリー持続時間最大18時間
充電時間-
サイズ44/40mmケース・厚さ10.7mm
重さ-
防水レベル50メートル

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