パナソニックのおにぎり型ロボット掃除機「ルーロ」のナンバー3モデル、というか現行の最下位モデルとなります。
この「MC-RS20」は、ルーロの最上位モデル「MC-RS800」、中位モデルの「MC-RS300」とよく似た外観をしています。
というか、重さは少し軽いものの、サイズとしては全く同じです。
最上位モデル「MC-RS800」とは色合いもボタンも異なりますが、中位モデル「MC-RS300」とはデザインもかなりニアミスしていると言えるでしょう。
しかし、能力は全く違います。
発売されたのも2016年で現行モデルの中では一番古いモデルです。
なまじ見た目が似ているだけに、ちょっと注意が必要かもしれません。
最上位モデル「MC-RS800」はマッピング機能の付いた別モノレベルなので論外として、中位モデル「MC-RS300」と比較しても、
レーザーセンサー:「MC-RS300」→あり、「MC-RS20」→なし
床面検知センサー:「MC-RS300」→あり、「MC-RS20」→なし
最大稼働面積:「MC-RS300」→約30畳、「MC-RS20」→約20畳
エリアメモリー機能:「MC-RS300」→あり、「MC-RS20」→なし
連続使用時間:「MC-RS300」→約100分、「MC-RS20」→約70分
ダストボックス容量:「MC-RS300」→0.25L、「MC-RS20」→0.15L
リモコン:「MC-RS300」→あり、「MC-RS20」→なし
充電時間:「MC-RS300」→3時間、「MC-RS20」→2時間
これだけの違いがあります。
本体のサイズが同じだというのに、ダストボックスまでしっかりと大きさを変えてくるなんて、メーカーの本気度がうかがえます。
ただ。
レーザーセンサーや約2cmの家具まで判定するという高精細さがウリのようなので、ロボット掃除機にぶつかられても困るモノなんてないよ!という場合はあまり気にならないかもしれません。部屋がフローリングだけでカーペットなどもも敷いていなければ床面検知も不要ですし、ロボット掃除機に掃除して欲しい部屋が1つであれば、複数の部屋があることが前提のエリアメモリー機能も不要でしょう。その部屋が20畳以下であれば、稼働面積や稼働時間の少なさも問題となりません。掃除する面積が少なければゴミも少ないので、ダストボックスも小さくてOKです。
なるほど。
これだけ能力を落としているように見えても、特殊なタイプでないワンルームなどで使用する分には問題無いのかもしれません。
「ルーロ」シリーズの特徴として、ロボット掃除機の「掃除機」の部分、つまりゴミをどれだけしっかりと取れるのか、ということについてはモデルごとに大きな差はありません。この「MC-RS20」にもミクロのゴミを見つける「ゴミ発見センサー」はちゃんと搭載されています。
そして何より重要なのが、この「MC-RS20」の本体価格は、4万円を切っているレベルにあるということです(2018年7月時点)。
マッピング機能や、アプリとの連携機能を持つ最上位モデル「MC-RS800」とは比較になりませんが、中位モデル「MC-RS300」が6万円近いことを考えると、使い方によっては十分検討の余地があるでしょう。
しかし、別に何か特別な機能があるわけでもないこの「MC-RS20」の仕様であれば、もう少し低価格のロボット掃除機でも良いかな、、、という誘惑もありそうです。
■MC-RS20のスペック
サイズ | 幅330×奥行325×高さ92mm |
重さ | 2.7kg |
集じん容積 | 0.15L |
稼働時間 | 最大約50分 |
稼働面積 | 最大約20畳 |
充電時間 | 2時間 |
バッテリー寿命(価格) | 充放電1,100回(11,000円) |
乗り越え可能な高さ | 約2cm |
■別売品
バッテリー「AMV97V-M7」(オフィシャル価格:11,000円)
サイドブラシ(L)(R)セット「MC-ARB2」(オフィシャル価格:2,400円)
パナソニック 交換ブラシ ロボット掃除機 ルーロ用 左右セット MC-ARB2
フリーフェンス「MC-ARF1」(オフィシャル価格:1,000円)
パナソニック フリーフェンスPanasonic MC-ARF1