「KA-P35X」の下位モデルとなります。
「KA-P35」と「KA-P35X」。
型番としては、「X」が付いているか、いないかの違いだけです。
製品としては、何が違うのでしょうか?
「KA-P35」には、上位モデル「KA-P35X」に搭載されている「ピコイオン」がありません。
ピコイオン。
どことなく可愛らしいネーミングですが、除菌したり、アレル物質を抑制したり、脱臭もしたり、となかなかの働きモノです。
そんな働きモノな機能であれば、当然搭載しておきたいところですが、実際の生活空間でピコイオン君がどれだけ働いてくれるのかについては、測定が難しいところがあるようです。
まあ、これについては、他のメーカーの同様の機能である、プラズマ何とかや、ナノ何とかについても同様なわけですが、、、。
よって「ピコイオンは無くても良いや」と割り切ってしまうことも、かなり可能でしょう。
しかし!
この「KA-P35」の場合、「KA-P35X」と異なっているのは、実は「ピコイオン」だけではありません!
なんと!
「KA-P35X」に備わっている「入タイマー」がありません!
この「KA-P35」では、切タイマー(1時間/2時間/4時間)は「KA-P35X」と同じなのにもかかわらず、入タイマー(2時間/4時間/8時間)機能はカットされています。
、、、。
ま、別にいいかな。
と感じる場合は、問題ありません。
加湿器を使用する際に「入タイマー」を使わないという場合も多いでしょう。確かにどちらか言えば「切タイマー」の方が使用頻度が高そうな感じはあります。
しかし、上位モデル「KA-P35X」に備わっているタイマーは、「切タイマー」で一度電源をOFFにした後、「入タイマー」で電源を再度ONにする、必殺の連続タイマー設定が可能な高機能タイマーです。
1時間後にOFFして、2時間後にON。或いは4時間後にOFFして、8時間後にON、、、。
いったいどのようなシーンで、この「必殺連続タイマー」を発動させるか、なかなか悩ましい感じもありますが、この「KA-P35シリーズ」は大型タンク搭載により、連続11時間20分もの長時間運転が可能な製品です。「KA-P35X」の連続タイマーは、OFF→ONの連続設定は出来ても、ON→OFFは出来ないという弱点は抱えていますが、長時間運転が可能なことにより、どのような時間配分で連続タイマーを組み合わされても対応してくれる安心感があります。
「KA-P35」は、この連続タイマーが使えないのです。
「ピコイオン」と「必殺連続タイマー」を断腸の思いであきらめると、何か良いことがあるのでしょうか?
そう。
もちろん価格です。
上位モデル「KA-P35X」と「KA-P35」の価格差は約3,000円くらいのようです。
、、、うーん。
微妙な差です。
しかし、「KA-P35X」の価格が約12,000円なのに対し、「KA-P35」は約9,000円と1万円未満に留まっているところを見ると、ケタ違いの差と無理やり言えないこともありません。
その他の加湿器としての性能は「KA-P35X」と同様です。
センサーにより目標湿度を設定して自動運転も出来るなど、なかなか高機能と言えるでしょう。
ピコとタイマーで3,000円。
うーん、実に悩ましいところです。
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