革命的な象印のふとん乾燥機「スマートドライ(RF-AA20)」

象印 スマートドライ「RF-AA20」

革命的なふとん乾燥機です。



ZOJIRUSHI ふとん乾燥機 RF-AA20-AA

何が革命的なのかというと、ふとん乾燥機につきものの暖かくなるマットがありません。

さらに、ホースもありません。

これは確かに革命的かもしれません。

本当にふとん全体を乾燥出来る?

この「スマートドライ」は、マットもホースもないため、使用する際は折りたたみ式になっている本体のノズル部分を開いて、ふとんの中に差し込むだけです。

「簡単で使いやすい」

全くその通りです。

ただ。

ノズル部分といっても特に長いわけではなく、本体の半分を開いて、そのままふとんの中に差し込む形なので、ふとんの中に入るのはせいぜい30センチそこそこです。

これでふとん全体を暖めることが出来るのでしょうか?

メーカーは「ふとんの隅々まで風が行き渡る」として、ホームページにはサーモグラフィーを利用して実際にふとんの隅まで暖かくなっていることが分かる動画も用意されています。

ただし、この「スマートドライ」の消費電力は最大715Wと少し高めです。

これは当然、マットが無い分、離れた場所を暖めるために高い熱が必要ということなのでしょう。

まあ、普通に考えてふとん全体に敷いてあるマットよりもふとんを暖めにくいのは当然だと思われます。

また、吹き出し口から消費電力に見合った高温の風が出るため、ふとんの耐熱温度は70℃以上必要となっています。機能性寝具など一部の素材では使用出来ない場合があるらしいので注意が必要です。

それでもラクなものはラク

消費電力や耐熱温度に気をつける必要はありますが、この「スマートドライ」の手軽さはやはり魅力です。

一度ふとんをどかしてからマットを拡げ、ホースを接続する従来の方法よりは、はるかに早く準備が出来るのは間違いないでしょう。今日は掛けふとん、明日は毛布、と気軽に上に掛けるものを入れ替えていくこともそれほど苦ではなさそうです。

乾燥時間も標準モードで約60分と、格段に早くはないものの、堪え難いほど遅いということもありません。

また、吹き出しノズルの角度は柔軟に変えられるため、上向きにして洗濯物、下向きにして靴など、ふとん以外のものも乾かすことが出来ます。自立するドライヤーといった感じでしょうか。

運転時間がマニュアルで15分から180分まで調整が出来るというのも、使い勝手が良さそうです。

ふとんを乾燥させる場合、敷きふとんの枕部分に置いて使用する必要があり、本体が置かれている部分は暖められないなどの弱点があったりしますが、ともかく頻繁にふとんを乾燥させたい!という人にとっては、その手軽さが大きな魅力を持つ製品といえそうです。

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