何と「世界最薄」を名乗るロボット掃除機。それがこの「SLIMINI(スリミニ)」です。
ブルー↓
エックスロボット ロボット掃除機 SLIMINI(スリミニ) ブルー X3/L
ピンク↓
エックスロボット ロボット掃除機 SLIMINI(スリミニ) ピンク X3/P
この「SLIMINI(スリミニ)」の厚さはわずか2.95cm。
ロボット掃除機界の王様、ルンバの最上位モデル「ルンバ980」の本体の厚さは9.2cmあります。この「SLIMINI(スリミニ)」はその3分の1以下の厚さしかありません。「世界最薄」と言われて納得の薄さです。
しかし、世の中で本体の薄さをウリにするロボット掃除機はこの「SLIMINI(スリミニ)」だけではありません。
新興企業、エスキュービズムのロボット掃除機「SCC-R05」も本体の厚さは3.2cmとわずかに「SLIMINI(スリミニ)」には及ばないものの、かなり肉薄した数値となっています。
そして、この「SLIMINI(スリミニ)」とエスキュービズムの「SCC-R05」を見比べていると、本体の厚さというより、本体そのものが非常に似通っていることに気が付きます。
似ているのは、見た目だけではありません。
薄さを利用して、家具の下を重点的に掃除するモードを備えていることや、フローリング専用であること、ダストボックスの容量がヤクルト以下の35mlしかないことなども同じです。
これは、、、。
あまり深く考える必要もなく、この「SLIMINI(スリミニ)」とエスキュービズム「SCC-R05」はベースが同じ製品ということなのでしょう。
おそらく、世界第2位のロボット掃除機メーカーだという中国メーカー「シンセン・シルバー・スター・インテリジェント・エレクトロニクス」が手がける、このXrobot「SLIMINI(スリミニ)」がベースで、エスキュービズム「SCC-R05」はODMによる派生製品ということになるのでしょう。
ほとんど同じ外観をしながら、わずかに世界最薄なのはこの「SLIMINI(スリミニ)」の方だというのもそのあたりに関係があるのかもしれません。この2つのモデルは充電時間と稼働時間にも違いがあるので、搭載しているバッテリーも違っていそうです。ベースは同じでも、全く同じ製品ではないということなのでしょう。
しかし、ではこの「SLIMINI(スリミニ)」とエスキュービズム「SCC-R05」のどちらが優れているのかというと、どちらもそれほど期待し過ぎない方が良いというレベルで横並びな感じがします。
どちらもフローリング専用モデルで、ゴミをより多く確実に吸引するための特別な仕組みもなく、ロボットとしての知能や運動性能についても、目を引くような特徴はありません。細かな仕様や機能の説明が不足気味な感じなのも、海外系の製品だからというだけでなく、おそらく性能面で勝負するつもりがそれほどないからなのでしょう。
使う部屋が完全にフローリングで、それほど広くもなく、それでいてベッドの下など、この「SLIMINI(スリミニ)」くらいしか入り込めなさそうな気になる隙間がある、そして、そもそもロボット掃除機がしっかり掃除をしていなくてもそんなに気にならない、という条件が満たされる場合に、候補として上がってくる可能性がある製品となりそうです。
■SLIMINI(スリミニ)のスペック
サイズ | W228×D258×29.5mm |
重さ | 約0.8kg |
集じん容積 | 35ml |
稼働時間 | 最長60分 |
稼働面積 | 20㎡(約10畳) |
充電時間 | 90分 |
バッテリー寿命 | - |
乗り越え可能な高さ | - |
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