心地よくて、健康的な風を生み出してくれるという「ハイブリッド・ネイチャーウイング」を搭載したシャープの扇風機の最上位モデルです。
シャープ プラズマクラスター扇風機 ハイポジションタイプ リモコン付き ゴールド PJ-G3DG-N
「ハイブリッド・ネイチャーウイング」とは何なのか?
「ネイチャー」という言葉から容易に推測することが出来ますが、ここ数年シャープがしぶとく続けている自然に学ぼう!プロジェクトの一環で、今回は蝶の羽根をお手本として扇風機の羽根を作ってみたようです。
蝶の羽根と、扇風機の羽根。
全然役割が違うじゃないですか!
と、普通なら思うところですが、メーカーの見方は違うようです。
しかも、単に蝶の羽根をお手本とするのではなく、わざわざ「アサギマダラ」と「アゲハ蝶」という2種類の蝶の羽根の働きを組み合わせてこの「PJ-G3DG」の羽根を作ったのだそうです。たぶんこれが「ハイブリッド」ということなのでしょう。
海を渡る「アサギマダラ」からは羽根のくびれを、日本でお馴染みの「アゲハ蝶」からは羽根の突起を、それぞれイメージして作ったという羽根は、7枚羽根にもかかわらず、21枚羽根相当のなめらかな風を届けてくれるのだそうです。
それってもう自然の蝶の羽根とは全然関係ないのじゃないでしょうか!?
という声はグッと飲み込み、
7枚で21枚分の働きをしてくれるなんて、すごい!
と驚くのが、望ましい態度でしょう。
ただ、もちろん風量が3倍などになっているわけはなく、ここでは「なめらか」というところがポイントとなっています。蝶の羽根をイメージしたことで、この「PJ-G3DG」の7枚羽根は複雑にうねった形状をしており、羽根が回りはじめると、三重の軌跡を描くのだそうです。
どうやら、
三重の軌跡=羽根を3枚重ねているのに等しい=7枚羽根でも21枚相当!
という計算がなされているようです。
これが妥当な計算なのかどうかよく分かりませんが、もしもうねりのある21枚羽根と比べてしまった場合は、風のなめらかさで劣ってしまう可能性があるということだと思います。
また、この「PJ-G3DG」には部屋の中が高温、高湿度になるとランプの色や音で教えてくれる「みはり」機能が付いています。これに基づいて風量を調節する自動運転も可能です。
ただ、まあこの「PJ-G3DG」は扇風機なので、熱中症の危険がある高温、高湿度を感知しても根本的に何か対策を取れるわけではありません。多少風量を強めたところで、室温自体が下がることはないので、この「PJ-G3DG」からの警告に気がついたら空調のスイッチを入れるなり、水分を補給するなり、自分で何とかする必要があります。
その他、DCモーター搭載で低消費電力だったり、静音運転が可能だったり、きめ細やか過ぎるくらいの33段階で風量の調節が可能だったりと、最上位モデルとしてそれなりの能力を備えています。
しかし、この「PJ-G3DG」の機能や風量、消費電力などの仕様は、昨年モデル「PJ-F3DG」とまったく変わっていません。昨年モデルと一緒だとしても、製品として何か問題があるわけではないのですが、ともかく新しいモノが良い!という場合は候補から外れてしまうこととなるかもしれません。
■PJ-G3DGのスペック
サイズ | 幅370×奥行370×高さ820〜1110mm |
重さ | 約5.8kg |
羽根の枚数 | 7枚 |
消費電力 | 最小4.1〜最大26W |
風量調節 | 33段階 |
風量 | 最大58㎥/分 |
風速 | 最高128m/分 |
首振り | 左右50°/70°/90° |
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