成長する人工知能まで搭載したハイスペック加湿空気清浄機。シャープ「KI-HX75」

自動掃除機能に加えて、人工知能まで搭載したプレミアム空気清浄機です。



空気清浄機としての基本的な性能は昨年モデル「KI-GX75」と同じですが、この「KI-HX75」にはこれまでのプチ人工知能「ココロエンジン」ではなく、クラウド上の人工知能「COCORO AIR」につながるという機能を搭載しています。

クラウド上に人工知能があることで、使う人の操作履歴を記録して、曜日や時間でいつも決まった運転方法がある場合は自動でその運転にしてくれたり、空気清浄機が置かれている地域の花粉情報を取得して運転モードやセンサー感度を変えてくれるそうです。

スマホに専用アプリをダウンロードしたり、空気清浄機を無線LANに接続する手間はありますが、最新情報にアップデートしてくれる人工知能が利便性の向上につながる可能性は大いにありそうです。空気清浄機の遠隔操作も、もちろん可能となっています。

そして、この「KI-HX75」は人工知能だけが特徴なのではありません。

昨年モデルと同様ではありますが、空気清浄機としてもハイレベルな性能を備えているのです。

最大風量は7.5㎥/分と特別強くはありませんが、ホコリ、ニオイ、温度、湿度、照度の5つのセンサーを搭載していて、それに基づく自動運転が可能です。最大加湿量は約750ml/時で単体の加湿器にも劣らない十分な加湿力だってあります。

さらにこの「KI-HX75」はプレフィルターに付着したホコリを自動で取ってくれる「自動掃除パワーユニット」まで搭載しているのです。

プレフィルターの自動掃除機能についても昨年モデルから搭載されてましたが、この「KI-HX75」では新しく「Wスクラッチャー」という2本のくし歯が備えられ、昨年モデルよりもホコリを落としやすくなっているのだそうです。

加湿空気清浄+自動掃除機能+人工知能。

正直言って、空気清浄機にここまで機能を盛り込む必要があるのか疑問に感じるところもありますが、機能が多いのと少ないのと、どちらが良いのかという話になると大抵の場合、機能が多い方がベターということになるのは間違いないでしょう。

もともと本体のモニターで表示される情報も多いモデルですが、アプリとの連携が可能となったことで、アプリ上で表示される情報も豊富となっています。空気清浄機を使って部屋の空気をコントロールしてる雰囲気に魅力を感じる場合は、有力な候補となる可能性のある製品と言えそうです。

■KI-HX75のスペック

サイズ幅405×奥行316×高さ666mm
重さ約12kg
適用畳数約21畳(空気清浄:34畳)
風量(空気清浄)1.5→4.3→7.5㎥/分
運転音18→42→52dB
消費電力5.7→25→80W
加湿量270→600→750ml/h
タンク容量約4.0L

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