「さあ、おどれ、おどれ！」ハイテクで米を自在に操るパナソニックの炊飯器「SR-SPX107」

パナソニックの誇るハイテク炊飯器です。

ルージュブラック↓


パナソニック 5.5合 炊飯器 圧力IH式 Wおどり炊き ルージュブラック SR-SPX107-RK

スノークリスタルホワイト↓


パナソニック 5.5合 炊飯器 圧力IH式 Wおどり炊き スノークリスタルホワイト SR-SPX107-W

メーカーによると「米はおどる方がうまい」のだそうです。

、、、。

そうなの？

と思わず言ってしまいそうですが、米がおどる＝お米の一粒一粒にしっかりと熱と水分が行き渡っているということだと説明されると、なるほど！という気がして来なくもありません。

そして、まあ当然と言えば当然ですが、この「SR-SPX107」は米をおどらせることにかけて卓越した性能を誇ります。

何しろ、この「SR-SPX107」の炊飯方法は、その名もズバリ、「W（ダブル）おどり炊き」です。

まず、釜の底と底の側面を交互に加熱することで、釜の中に対流を作り出します。この対流でもってお米をグルングルンとかき混ぜます。加熱箇所の切り替え時間は、なんとわずか0.04秒。この目にも止まらぬリズムの切り替えでお米をおどらせるのが「大火力おどり炊き」です。

そして、内釜に圧力をかけることで105度の高温の加熱を可能にし、そこから圧力を一気に抜くことで内釜の中を激しくかき混ぜてお米をおどらせるのが「可変圧力おどり炊き」です。

この「大火力おどり炊き」と「可変圧力おどり炊き」の２つで「W（ダブル）おどり炊き」というわけです。何が何でもお米をおどらせてやろう、というメーカーの意気込みが伝わって来ます。

まあ、実はこの「W（ダブル）おどり炊き」は2013年発売のモデルから投入されている機能だったりするのですが、圧力調整が細かくなったり、追い炊き時にも加圧するようになったりと微妙に進化しています。

さらに仕上がり時には高温のスチームを噴射することでお米の旨味をコーティングするのだそうです。このスチームの温度も最高220度と初期モデルより高温になっています。

加熱！
圧力！
そして、スチーム！

と、実に工業製品らしい技術を結集している感のあるこの「SR-SPX107」ですが、その傾向は内釜にも及びます。

この「SR-SPX107」の内釜は「ダイヤモンド竃釜」という名前にはなっていますが、残念ながら素材はダイヤモンドだけではありません。ダイヤモンドというのも「ダイヤモンドフッ素」というおそらく表面加工から来ている名前で、いわゆる宝石のダイヤモンドとは完全に別物です。まあ、当たり前ですけど。

メーカーによると、この「ダイヤモンド竃釜」は「鉄でも土でもないIHを最大限に活かすパナソニックの独自素材」とされていて、鉄器や土鍋を内釜としているライバル製品をチクリとディスっている感じがあるのですが、残念ながら内釜のインパクトという点では、鉄器や土鍋に及ばないことは認めなければならないでしょう。

しかし、お米を炊くのにインパクトは特に必要ないので、工業製品らしく実用性に徹していると考えることは十分に可能です。この「ダイヤモンド竃釜」はそのまま洗米にも使えるというところもこの実用性重視を裏切りません。そして、この「SR-SPX107」では、内釜のフタから底まで実に6段階に分けて加熱と火力調整が可能となっています。「IHを最大限に活かす」という触れ込みはダテではないのです。

実用性重視でさまざまな技術を用いた結果どうなるかというと、この「SR-SPX107」は実に10種類もの食感でお米を炊き分けることが可能となっています。

、、、。

えーと、そんなに食べ分けられるかどうか自信がないかも、、、なんて一流芸能人でもない一般庶民は弱気になってしまいそうになりますが、さらにこの「SR-SPX107」には、なんと全国のお米50銘柄の特性に合わせた炊飯プログラムが組み込まれています。お米が変われば最適な炊き方も変わるということなのでしょう。

この「SR-SPX107」の持つ炊き分け機能が半端ないレベルに到達していることは恐らく間違いないと思いますが、はたしてその炊き分け具合を感じ取れるのかどうか、これは使う人の舌にかかっていることになりそうです。

ごく普通の庶民にとってはいささかオーバースペック気味となる可能性が高そうなものの、お米の炊き上がりに関しては一家言も二家言もある！という人にとっては、たまらない炊飯器と言えるかもしれません。

一升炊きモデル「SR-SPX187」も同じ「SR-SPX7シリーズ」としてラインアップされています。

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■SR-SPX107のスペック