昨年に引き続き、軽さで勝負するサイクロン掃除機最上位モデル。パナソニック「MC-SR540G」

「本体もアタッチメントも軽い」と軽量性を前面に出して来ているサイクロン掃除機です。


パナソニック サイクロン掃除機 ブラウン MC-SR540G-T

本体の重さはわずかに2.6kg、ヘッドなどを装着した普通に掃除が出来る状態での重さも4.2kgしかありません。

ライバルメーカーのトップモデルは掃除が出来る状態での重さが4kg後半～5kg前後の製品が多いため、この「MC-SR540G」の軽さは図抜けているとまでは言えないものの、相当なレベルにあると言えるでしょう。「プチサイクロン」という名称は、決して的外れではありません。

さらに単に軽いだけでなく、ゴミの分離率を99.9％だと豪語する「ダブルメタル」構造でサイクロン機構の性能も低くはありません。もちろん、微小なゴミの有無を判定するパナソニックお得意の「ハウスダスト発見センサー」やヘッドに付いたLEDライト、簡単に分離することで狭いスペースや手元の掃除がしやすい「親子ノズル」、拭き掃除効果のあるヘッドなど、使い勝手も良好です。

ただ。

これらの機能はもちろん、このモデルの最重要ポイントである本体の重さについても、2015年モデルである「MC-SR530G」から変わってはいません。

ホースについては、「MC-SR530G」よりも内径をさらに2mm細くしたことで、曲げやすさが約32％向上しているようですが、残念ながら重さについてはそれほど変わらなかったようです。ホースが曲げやすければ、掃除がしやすくなるのは確かでしょうが、32％の差が明確な差となって感じ取れるほどなのかどうかは定かではありません。

それなりに使えそうな感じは十分ある製品ですが、昨年モデルと大差無いということもまた間違いない製品と言えるでしょう。

■MC-SR540Gのスペック