W音波で性能アップ!したらしいパナソニックの電動歯ブラシ最上位モデル「EW-DP51」

これまでより大幅にパワーアップしたというドルツの最上位モデルが、この「EW-DP51」です。

シルバー↓


パナソニック 電動歯ブラシ ドルツ シルバー EW-DP51-S

ブラック↓


パナソニック 電動歯ブラシ ドルツ 黒 EW-DP51-K

そして、ピンク↓


パナソニック 電動歯ブラシ ドルツ ピンク EW-DP51-P

昨年発売の旧モデル「EW-DE55」と比べると、わずかにズングリしたような感じがしますが、それは気のせいではありません。

長さは変わらないのですが、旧モデル「EW-DE55」の幅が28mm、奥行が33mmだったのに対し、この「EW-DP51」は幅29mm、奥行35mmと少しだけ大きくなっています。そして重さも、105g→110gへと重たくなっています。ほんの数ミリ、数グラムの話ですが、毎日使う歯ブラシが、大きく、重たくなると使いにくいということは間違いありません。

ただ、本体サイズにそれだけの変化が加えられるのには、もちろん理由があります。

この「EW-DP51」はヨコ振動に加えて、新しくタタキ振動が出来るようになっているのです。このためのモーターを新たに搭載しているので、本体が大きくなってしまうのは当然というわけです。

「ヨコ振動」+「タタキ振動」=パワフルな「W(ダブル)音波振動」で歯垢除去力が大幅にアップ!

と言われれば多少本体が大きくなっても、まあ良いかなという気もしてきます。

ただ。

この「W音波振動」によって、歯垢除去力が具体的にどれくらいアップしているのか、という肝心な点について、メーカーは口をつぐんでいます。

、、、。

「大幅アップ」という文言にはわざわざ注釈も付けられていて、それによると「新製品EW-DP51、Wクリーンモードとノーマルモードとの比較(当社調べ)」となっています。

なんだ、ちゃんと調べてるじゃない!と言うまでもなく、これはまあ当然でしょう。

モーターを追加までした新しい運転モードでどれくらいブラッシング能力がアップしたのか、これを計測しないはずはありません。むしろ、性能がアップするからこそ、サイズを犠牲にしてまで搭載することを決定しているに決まっているのです。

しかし、何らかの具体的な数値を何も出さないのはなぜなのでしょうか?

別に旧モデルとの比較ではなく「当社調べ」しているという同じ製品での運転モードごとの比較だとしても、その結果に明確な違いさえあれば、「Wクリーンモードにすれば歯垢除去力何%アップ!」みたいなアピールはお手の物のはずです。

「調べた」と言いながら、その結果や調査内容は未公表。

これは、、、。

もしかして、、、。

まさか、そんなにまで違いがないの?!

という疑念がムクムクと膨らんできてしまうのも仕方がないところでしょう。

いやいや、まさか無駄に歯をタタイているはずはないでしょう、、、と思いたいところなのですが、メーカーが何をもって歯垢除去力が「大幅にアップ」していると豪語しているのか、さっぱり分からないだけに途方にくれてしまいます。

まあ、歯垢なんて人それぞれだし、歯垢除去力が一律何%アップだなんて、そりゃ言えないよ。分かる、分かる。大丈夫、アップしてるんでしょ。OK、OK。

というノリで全面的にメーカーのパナソニックを信頼して、グレーな「大幅アップ」をスルーすることが出来れば、この「EW-DP51」は少なくとも旧モデルに対しては圧倒的な優位に立つことが出来ます。

まず、運転モードがグッと豊富になっています。

昨年発売の旧シリーズでは、運転モードは上位モデルでも「ノーマル」と「ソフト」の他にプラスで「ガムケア」、又は「ステインオフ」という組み合わせになっていて、「ガムケア」と「ステインオフ」の両方の運転モードを備えているモデルがありませんでした。

しかし、この「EW-DP51」は「ノーマル」、「ソフト」、「ガムケア」、「ステインオフ」の他に「W音波振動」を使用する「Wクリーン」という5つの運転モードを1台で備えているのです。替えブラシも6種備わっていて、この「EW-DP51」があれば、歯磨きで気になるところはほとんどカバー出来る仕様となっています。

そして、バッテリーについても向上しています。

旧モデルは60分の充電で連続60分使用出来ることになっていて、これも決して悪くはありませんでしたが、この「EW-DP51」は同じ60分の充電で連続90分使用出来るようになっています。まあ、電動歯ブラシを連続90分使う人は皆無だと思いますが、バッテリーに余裕があるに越したことはありません。そして旧モデル同様、2分の充電で2分磨けるというクイックチャージも可能なので、万が一充電を忘れていたときも何とかなりそうです。

最近増えてきた専用アプリ経由でのスマホとの連携など先進的な機能はありませんが、磨き過ぎ防止のためのパワーコントロールや、磨き時間を教えてくれるタイマーなど、電動歯ブラシに付いていると便利な機能はだいたい網羅していると言えるでしょう。

数少なくなった和製家電メーカーであるパナソニックはドルツが、日本人向けということもウリにしています。

本体が「日本製(充電器は中国製)」だとわざわざ記載してあったり、「日本歯科医師会推薦」をキラキラと目立たせていたりするのは、少しあざとく思えてしまうところもありますが、「日本人の歯に合わせたブラシサイズ」などとされるとグラッと来てしまいそうです。

あとは「パワーアップした!」という言葉を信じることさえ出来れば、ソニッケアー、ブラウンという舶来の強敵を相手にしても十分候補に上がってくる可能性のある製品と言えそうです。

■EW-DP51のスペック

ブラシ振動数(ブラシストローク/毎分)ヨコ:31,000回 / タタキ:12,000回
サイズ高さ235×幅29×奥行35mm
重さ110g
連続使用時間90分
充電時間60分
バッテリーリチウムイオン(520mAh)
運転モード5種(Wクリーン・ノーマル・ソフト・ガムケア・ステインオフ)

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