パナソニックの電動歯ブラシシリーズ「ドルツ」のエントリーモデルの下位モデルとなります。
青↓
パナソニック 電動歯ブラシ ドルツ 青 EW-DL35-A
ピンク↓
パナソニック 電動歯ブラシ ドルツ ピンク EW-DL35-P
「ドルツ」の現行ラインアップには「ハイグレードモデル」「スタンダードモデル」「エントリーモデル」「お手軽モデル」の4系統があり、この「EW-DL35」は「エントリーモデル」に属しています。
「エントリーモード」と、1ランク上の「スタンダードモデル」とを比較すると、バッテリーの充電性能が大きく見劣りします。
「スタンダードモデル」までのモデルは、満充電まで1時間、さらに緊急時には2分間の充電で2分のブラッシングが出来る「クイックチャージ」機能が搭載されていますが、「エントリーモデル」では、満充電までの時間は約17時間、そして「クイックチャージ」機能は無しとなっているのです。
一度、満充電にすれば、約22日使用することが出来るので、それほど充電に神経質になる必要は無いかもしれませんが、不用意にバッテリー切れにしてしまった場合はちょっと面倒なことになりそうです。
また「エントリーモデル」には、この「EW-DL35」の他にもう1つ、「EW-DL55」という上位モデルがあります。
違いは運転モードと初回付属ブラシの本数です。
この「EW-DL35」の運転モードは「ノーマル」と「ソフト」の2種類のみですが、 上位の「EW-DL55」には、歯ぐきケア用の運転モード「ガムケア」があります。
そして初回付属ブラシについては、この「EW-DL35」に付属するのは、「極細毛ブラシ」と「ステインオフブラシ」の2本のみですが、上位の「EW-DL55」には、「極細毛ブラシ」 に加えて3種類、合わせて4本のブラシが付属します。ただし「ステインオフ」は付属しません。
ただ、この「EW-DL35」と上位の「EW-DL55」に装着することの出来る替えブラシは全く同じです。必要な替えブラシは後から単体で購入することが出来るので、長期的には初回付属ブラシの違いは大きな問題とはならず、運転モードの「ガムケア」が必要かどうかが、この2つのモデルの間で選択する際の決定打となりそうです。
「エントリーモデル」の下に「お手軽モデル」が存在しますが、この「お手軽モデル」に唯一属している「EW-DM62」は、「ドルツ」の特徴であるはずの「ヨコ磨き」が出来ないモデルです。「お手軽モデル」の「EW-DM62」も一応「ドルツ」ファミリーに属してはいますが、「エントリーモデル」と「お手軽モデル」との間には埋めようがない差があると考えても良いでしょう。
つまるところ、この「EW-DL35」は「ヨコ磨き」が出来る、いわゆる「ドルツ」の中で、最も運転モードが少なく、初回付属ブラシも少ないモデルなのです。
と言っても、決して安価なだけの電動歯ブラシというわけではありません。磨き過ぎを防止する「パワーコントロール機能」は搭載されており、「タタキ磨き」の出来る最上位シリーズは別として、通常のブラッシング能力に差があるわけでもないのです。
電動歯ブラシって、結局、ノーマル以外は使わないんだよね。
というある意味、電動歯ブラシを見切っている人にとっては、それほど問題にならない可能性はあるでしょう。
ただ。
この「EW-DL35」は、旧モデルである「EW-DL34」から大きな変更がされたモデルではありません。本体サイズも含めて、基本的な仕様は同じとなっています。初回付属ブラシが新しいもの(極細毛ブラシ〈コンパクト〉)となっていますが、旧モデル「EW-DL34」にも「極細毛ブラシ〈コンパクト〉」を装着することは出来るので、旧モデル「EW-DL34」を選んだとしても、長い目で見れば大きな違いは感じられない可能性は低くなさそうです。
■EW-DL35のスペック
発売 | 2019年9月 |
ブラシ振動数 | 約31,000ブラシストローク/分 |
サイズ | 高さ216×幅27×奥行30mm |
重さ | 約95g |
連続使用時間 | 約22日(90分) |
充電時間 | 約17時間 |
バッテリー | リチウムイオン |
運転モード | 2種(ノーマル・ソフト) |
付属ブラシ | 2本(極細毛ブラシ〈コンパクト〉・ステインオフブラシ) |
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