モニュエル「クレモン MR7780J」


モニュエル ロボットクリーナー クレモンMR7780J-R レッド MR7780J-R

モニュエルは韓国のIT企業です。

東芝のサムスン製「スマーボV」同様、日本の音響機器メーカー、オンキョーを通じて日本のロボット掃除機市場に初参戦するモニュエルのお掃除ロボットシリーズ、「クレモン」の上位機種が「MR7780J」です。

価格設定は6万円弱となっています。
最強ブランド機、ルンバの最上位モデル「780」より1万円ほど安いです。

「”私”の家にちょうどいい。長く使えて、家族の笑顔がつづくロボットクリーナー」

だそうです。

その特徴として「7つのS」が上げられています。

1つ目、「SMART」→効率の良いルート、豊富なセンサーで賢いお掃除が出来るようです。

2つ目、「SMOOTH」→最大の特徴かもしれません。リモコンで自在にコントロールが出来ます。

3つ目、「SLIM」→高さ約8cmのスリムデザインです。

4つ目、「STAMINA」→充電時間60分で60分の運転が可能な充電池は、従来型のバッテリーと比べて寿命も長いそうです。

5つ目、「STRONG」→ブラシレスDCモーターはパワフルな吸引力で、しかも長持ちのようです。

6つ目、 「SELECT」→多彩なお掃除モードを選択出来るようです。

そして7つ目、「SHINE」→ダスト容器のフィルターが水洗い出来るので、いつも綺麗に使えるようです。

、、、ふ〜ん。

日本初上陸の「クレモン」ですが、セールスポイントを見ていると、なかなか良さそうな感じがします。

しかし、気になるところもあります。

まず、「SMART」ですが、この「MR7780J」には衝突回避センサーが15個、そして落下防止センサーが搭載されているようなのですが、ライバル「ルンバ」は数十のセンサー、「スマーボV」は45個のセンサーを搭載しています。ライバルと比べて特別「SMART」という訳ではなさそうです。

そして、「SMOOTH」のリモコン操作は、かなり独特です。

モーションコントロールを利用して、手首のスナップだけで電源のON、OFFや前進、後退、などの操作が可能なのだそうです。
なんと、別売でハンドル型のコントローラーもあるのです。

「面倒なお掃除が家族みんなで参加する楽しい遊びに変わる」

、、、のだそうですが、これって楽しいのでしょうか?

ちょっと、いや、かなりの疑問もありますが、簡単に操作出来るというのは、まあ、何かの時に役に立つかもしれません。

「SLIM」は文句無しで良いことでしょう。

ルンバで約10cm、スマーボVで約8.5cmなので、少しとはいえ確かにスリムです。
ただスリムでも、乗り越えられる段差の高さが1cmまでというのはライバル達と比べると、いまひとつかもしれません。

そして、はっきりと残念なのが「STAMINA」です。

「MR7780J」は「リン酸鉄リチウムイオン充電池」を搭載しているそうで、この充電池は約1000回もの充電が可能なのだそうです。1日1回充電したとしても、2年9ヶ月も持つという計算になります。

これはスゴい!
と思ったら、自然に能力が劣化していくので、結局1年目安で交換が必要となるそうです。

、、、。

そんなにスタミナありません。
スタミナをウリにしている分、ちょっとこれは残念感があります。

しかしまあ、60分の充電で60分使用出来るというのは、スピード感があって良いかもしれません。

「STRONG」のブラシレスDCモーターは素晴らしいです。

5000時間というと、毎日1時間稼働させたとしても13年以上持つ耐久性があることになるので、その耐久性を確かめる気が起きないくらい素晴らしいです。

「SELECT」の多彩な運転モードの中には「シャドウ」という暗がりを掃除する、ちょっと意外なモードも含まれています。使うかどうかは微妙ですが、面倒くさいほど多彩という訳でもないので、別に良いでしょう。

最後の「SHINE」は、ダスト容器のフィルターを洗ったくらいで「SHINE」と言えるのかどうか、ちょっと判断に困ります。
わざわざ「ダスト容器のフィルター」とありますが、「ダスト容器」は洗えないということなのでしょうか?

うーん。

「クレモン」か?「ルンバ」か?

となると、即座に「クレモン」に旗を上げるのは、ちょっと難しい感じはあります。
ただ、この「MR7780J」を見て、「もしかすると、ラジコン代わりになるかもしれない」

そうだ!
「ラジコン」+「お掃除ロボット」で一石二鳥だ!

と思った人にはお勧め出来るかもしれません。

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