赤外線を利用したセンサー「部屋干し3Dムーブアイ」を搭載した三菱電機の衣類除湿乾燥機です。
最上位モデル「MJ-120MX」の下位モデルという位置づけです。
三菱 衣類乾燥除湿機MITSUBISHI MJ-100MX-W
この「MJ-100MX」は、上位モデル「MJ-120MX」と同様に温度センサー、湿度センサー、そして赤外線センサーを用いて衣類の乾き具合を検知し、送風する「部屋干し3Dムーブアイ」を搭載しています。
ただ、上位モデル「MJ-120MX」にある送風位置を調整する光ガイド機能はありません。そして、一日の最大除湿量が12L→10Lと乾燥パワーそのものも上位モデル「MJ-120MX」と比べると劣っています。
まあ、下位モデルということを考えれば当然です。
しかし、この「MJ-100MX」と上位モデル「MJ-120MX」の本体サイズは全く同じなのです。
重さは12.7kgで、13.5kgある上位モデル「MJ-120MX」よりも800g軽くなっていますが、サイズが同じで中身が軽いというのは、どこか「空っぽ」感があるせいか、あまり良い印象ではありません。
それでも下位モデルということで価格がグッと抑えられているなら良いのですが、この「MJ-100MX」と上位モデル「MJ-120MX」の価格差は5000円以内、下手をすると3,000円未満の差しかありません。
それでいてパワーには確実に差がある上に、上位モデル「MJ-120MX」にある抗菌性能の高いフィルターがこの「MJ-100MX」ではカットされていたり、「3Dムーブアイ」を利用した除湿モードがカットされていたり、地味なところではタイマー機能の性能が落ちていたり、しっかりと下位モデル扱いをされているのです。何か大きな違いがあるのではなく、機能的にも価格的にも微妙な差となっているだけに、かえって余計にその差が気になってしまいます。
上位モデル「MJ-120MX」でさえ、単純な乾燥時間の比較では最速系除湿乾燥機であるパナソニック「F-YHPX120」に遅れをとっていましたが、この「MJ-100MX」に至っては乾燥時間の目安すら明記されていません。パワーが低いことを考えれば、上位モデル「MJ-120MX」よりも乾燥に時間が掛かるのは間違いないでしょう。
「3Dムーブアイ」に自信があるということなのでしょうが、それだけで勝負するのは少し無理があるような気もします。
すくなくとも上位モデル「MJ-120MX」がそれほど気にならない価格差で隣に並んでいた場合は、間違いなく「MJ-120MX」を選択した方が良さそうです。
■MJ-100MXのスペック
タイプ | コンプレッサー式 |
除湿能力(1日) | 9/10L(50/60Hz) |
衣類乾燥時間 | - |
消費電力 | 245/275W(50/60Hz) |
除湿面積(木造) | 11畳/13畳(50/60Hz) |
除湿面積(プレハブ) | 17畳/19畳(50/60Hz) |
排水タンク容量 | 約3.0L |
サイズ | 高さ534×幅360×奥行210mm |
重さ | 13.5kg |
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