iSiLERのふとん掃除機です。
iSiLERという名前はそれほど有名とは思えませんが、アマゾンのランキングでは大人気のふとん掃除機です。パッと見はコードレスのようにも見えますが、しっかりとコードが付いているモデルです。
このふとん掃除機には、特に名前もなく、「MC611」という型番はあるようですが、全く前面に出てこないので、たぶんiSiLER自身も、この型番をそれほど重視してはいないようです。
そんな、このふとん掃除機 iSiLER(MC611)の最大の特徴といえば、価格ということになるでしょう。
このiSiLER(MC611)の 実勢価格は、7,000円を下回ります。
これは、ふとん掃除機のパイオニア、レイコップのエントリーモデル「RN」のオフィシャル価格23,000円の1/3以下です。
確かに安いです。
では、ふとん掃除機としての性能はどうなのでしょう?
このiSiLER(MC611)には、紫外線を照射するUVランプ、パタパタと振動するパッドが付いています。
ダニをUVランプで弱らせ、パッドでゴミを浮かし、そして吸い込むという、まあよくあるというか、まさにレイコップ式の仕様となっています。
レイコップと同じ機能を持って、値段が1/3以下ということになると、これはかなり魅力的な感じがします。
しかし、ここでネックとなるのが、このふとん掃除機を手掛けているiSiLERへの信頼感です。
何しろこのiSiLERの製品は、モデル名もはっきりしていないのです。
吸引力が強いとか、ダニを除去できると言われても、それをどこまで信用して良いものか、ちょっと迷ってしまったとしても致し方ないところです。
ただ、このiSiLER(MC611)には、実は価格以外にも大きな特徴があります。
なんと、このiSiLER(MC611)は、吸引部分を取り外し、ハンディクリーナーのように使用することが出来るのです。
そして、その付属ノズルも実に豊富です。
狭いところを掃除するための「平面形ノズル」、さらに「ソファ用ノズル」と「ブラシヘッド」、そして「接続チューブ」と「床用ヘッド」を取り付ければ、フローリングの掃除も出来るのです。
ちょっと豊富過ぎな感じすらします。
「床用ヘッド」を装着すると、いわゆるスティック型のクリーナーとしか見えません。
ひょっとして、このiSiLER(MC611)は、「ふとん掃除機」なのではなくて、スティック型クリーナーに「ふとん掃除」用の付属ノズルが付いているだけなのでは?
という気もしてきます。
まあ、たとえそうだとしても、しっかりとゴミを吸い込んでくれるのなら特に問題ないというのが「ふとん掃除機」の特徴というか、限界とも言えるかもしれません。ダイソンのハンディクリーナーが、ふとん掃除機としても使えることをアピールしているのも当然です。
レイコップの登場で、一時は、各社がこぞって開発を進めるかに見えた「ふとん掃除機」というジャンルが、今ひとつ伸び悩んでいるように見えるのも、このことと大いに関係があるでしょう。
■iSiLER ふとん掃除機(MC611)のスペック
発売 | 2018年7月 |
集じん容量 | 0.4L |
吸込仕事率 | - |
消費電力 | 300W |
運転音 | - |
サイズ | 幅265×長さ405mm |
重さ | 1.8kg |
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