確かに「軽量&コンパクト」だけど、ちょっと非力なふとん乾燥機。日立の「アッとドライ」(HFK-VL1)

U字型アタッチメントが特徴となっている日立のふとん乾燥機「アッとドライ」のコンパクトタイプです。



日立 ふとん乾燥機 アッとドライ ライラック HFK-VL1 V

現行の「アッとドライ」シリーズの中で、この「HFK-VL1」は「コンパクト&軽量モデル」という扱いとなっています。

ふとん乾燥機はもともとそれほど大型の製品じゃないのでは?という気がしますが、「アッとドライ」シリーズの上位モデル「HFK-VH880」とサイズを比べてみると、その大きさの違いは一目瞭然です。

「HFK-VH880」→幅283×奥行217×高さ338mm、重さ4.3kg

「HFK-VL1」→幅144×奥行232×高さ313mm、重さ2.9kg

なんと、幅は約半分!

奥行きは少し大きいですが、高さも少し低くなっていて、重さも1kg以上軽くなっています。

これは確かに「コンパクト&軽量モデル」と言われても納得です。コンパクトな分、狭いスペースでもしまっておくことが出来そうです。

ただ。

この「HFK-VL1」の消費電力は最大で420Wとなっています。上位モデル「HFK-VH880」の消費電力は最大680Wあります。

スゴい!小さい上に省エネ!

とはいきません。

消費電力=ふとんを温める力

です。

こんなに消費電力が少なくて、しっかりとふとんを乾燥することが出来るのでしょうか?

メーカーによると、「ベビーサイズからダブルサイズまでさまざまなふとん」を「すみずみまで乾かし、暖める」ことが出来るのだそうです。ダニ対策のモードもちゃんと備えています。

ただ、乾燥時間を見ると、やはり上位モデル「HFK-VH880」よりは少し長く時間が掛かることになっています。

そして、「アッとドライ」シリーズの特徴であるU字型のアタッチメントも上位モデル「HFK-VH880」のように左右に拡がるタイプではなく、先端が伸びるだけのタイプとなっています。これも当然のことながら上位モデル「HFK-VH880」のアタッチメントの方が温める効率は良いのでしょう。

この「HFK-VL1」は乾燥モードから上位モデルにある「おまかせ」や「しっかり」、ついでに「低騒音」もなくなっています。「低騒音」はともかく、「おまかせ」したり、「しっかり」とふとん乾燥をするほどのパワーは無いのです。

まあ、これだけ消費電力が違えば、ふとんを温める能力に差が出るのは当然でしょう。それなりに温めてはくれるのでしょうが、上位モデルとは消費電力分プラス、アタッチメント分の差があることは覚悟しておいた方が良さそうです。

ただこの「HFK-VL1」は、アタッチメントを本体に固定して本体の上方に温風を吹き出すことで衣類の乾燥をしたり、ホースの先に専用のアタッチメントを装着することで、くつの乾燥をすることが出来ます。

まあ、これらのアタッチメントは上位モデル「HFK-VH880」にも付いてくるので、この「HFK-VL1」だけの機能という訳ではないのですが、色んな場所に動かして使うことを考えると、本体が「コンパクト&軽量」なこの「HFK-VL1」の方が使いやすいと言えないこともないかもしれません。

しかし、乾燥する時のパワーはやっぱり上位モデル「HFK-VH880」の方が上でしょう。

、、、。

まあ、例えば最近重たいものを持ち運ぶのがツラいのよね、、、というご年配の方が使うシーンを想定すれば、ふとん乾燥機も少しでも軽い方がベターなのは間違いありません。

ただ、それ以外の場合となると、、、どうしてもこの「コンパクト&軽量モデル」にしなければならないということは全くもって無さそうです。

■HFK-VL1のスペック

サイズ幅144×奥行232×高さ313mm
重さ約2.9kg
消費電力最大420W
乾燥時間(ふとん標準)45分
乾燥時間(ダニ対策)120分

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