ダイソンのコードレス掃除機で、最上位モデル「V8」シリーズと、エントリーモデル「V6」シリーズの間に存在するのが、「V7」シリーズです。
「V8」と「V6」の間だから「V7」。
うん、分かりやすいです。
ダイソン 掃除機 コードレス V7 Fluffy SV11 FF
「V7」シリーズには、ダイソンの独自開発モーター「ダイソンデジタルモーターV7」が搭載されています。このモーターは下位モデル「V6」シリーズに搭載されている「ダイソンデジタルモーターV6」を改良したものだそうです。改良したことで「V6」と比べると、運転時間が最長20分→30分へと増大しています。しかし、最上位モデル「V8」シリーズの最長40分という運転時間には及びません。
また、価格的にも「V6」よりもだいたい1万円くらい高くなっていますが、これも最上位モデル「V8」シリーズと比べると、逆に1万円くらい安くなっています。
性能的にも、価格的にも「V6」シリーズと「V8」シリーズのちょうど間に位置しているのが、この「V7」シリーズというわけです。
また、この「V7 フラフィ」の場合、床用ブラシは「ソフトローラークリーナーヘッド」しか付属してきません。「ソフトローラークリーナーヘッド」はフローリングに強いとされるので、家の床がフローリング主体の場合は問題ありませんが、カーペットがほとんどだったり、抜け毛の落ちるペットを飼っている場合はカーペットに強い「ダイレクトドライブクリーナーヘッド」を持つ同じく「V7」シリーズの「V7 アニマルプロ」を選択した方が良いかもしれません。
そして付属品をみても、「V8」シリーズと比べて、「延長ホース」、「フトンツール」、「ハードブラシ」という付属品充実モデルの付属品が付いてこないのは当たりまえですが、「V8」シリーズで最も付属品の少ないノーマルモデル「V8フラフィ」と比べても、手の届きにくい棚の上などの掃除に適した「アップトップアダプター」はカットされています。
しかし、「V6」シリーズと比べると、「V6」シリーズに付属してこない、ハンディタイプのブラシとして使用する際に布団や車の掃除がしやすいとされる「ミニ モーターヘッド」はこの「V7」シリーズに付属して来ます。この「V7」シリーズは、付属品に関しても「V6」シリーズと「V8」シリーズの間に位置しているというわけです。
ここまで露骨に2つのモデルの間を狙ってくるところから、より良い製品を提供しようというより、より購入しやすい製品を提供しようというメーカーの姿勢がよく分かると言えるでしょう。自社製品について、最高の性能を持つ製品だと豪語する割には、製品の情報が限られていたり、ラインアップが分かりにくかったりするところも、いかにもダイソン流という感じがしますが、それでもやはりダイソンの掃除機の意吸引力には高い評価が定着していて、ダイソンが現在でも高いブランド力を維持しているのは間違いありません。
ゴミ捨てがしやすくなった最上位モデル「V8」シリーズの機構を引き継いでいることもあり、この「V7」シリーズは使い勝手においても、「V6」シリーズと「V8」シリーズの間に位置している雰囲気が濃厚です。
別に最高性能(と最高価格)の製品は別にいらないけど、最低ランクの製品はちょっと恥ずかしいかな、、、みたいな小市民的選択にピタリと合致しそうな、性能も価格も少しだけランクダウンしているナンバー2モデルと言えそうです。
■Dyson V7 フラフィ(SV11 FF)のスペック
集じん容量 | - |
吸込み仕事率 | - |
運転時間 | 約30分(強:約6分) |
充電時間 | 約3.5時間 |
運転音 | - |
サイズ | 幅250×奥行1243×高さ210mm |
重さ | 2.4kg |
バッテリー寿命 | - |
バッテリー価格 | - |
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