日用雑貨、衣類から食品まで、多種多様な製品を扱っているドウシシャのデザイン家電ブランドの1つが「allonge」です。ドウシシャが扱っているデザイン家電ブランドの数は10個近くもありますが、「allonge」ブランドには、現在この加湿器「ALG-KW1302」しか製品はありません。単にブランドとしての活動が低調なのか、1点勝負型のブランドなのかは定かではありませんが、今のところこの「ALG-KW1302」に「allonge」ブランドの浮沈がかかっているというのは間違いないでしょう。
ホワイト↓
allonge(アロンジェ)超音波式加湿器 ホワイト ALG-KW1302 WH
ダークレッド↓
allonge(アロンジェ)超音波式加湿器 ダークレッド ALG-KW1302 DRD
ダークブラウン↓
allonge(アロンジェ)超音波式加湿器 ダークブラウン ALG-KW1302 DBR
除菌せず、ありのままのミストを放出するナチュラル仕様
ブランドの浮沈がかかっている(たぶん)、この「ALG-KW1302」ですが、ちょっと不安な点があります。
デザイン家電の名に恥じない流麗なフォルムが不安定そう、ということだけではありません。
この「ALG-KW1302」は超音波式の加湿器です。
超音波式といえば、毎日の本体清掃と水周りの除菌が不可欠とされていますが、実はこの「ALG-KW1302」には、その除菌的な機能が全く無さげなのです。水タンクと本体部分は週2回の清掃、水はもちろん毎日交換することとなっていますが、ビヨーンと伸びた本体カバーの内側などに湿気がすごく残ったりしてしまいそうです。大丈夫なのでしょうか?
そんなちょっと心配な衛生面をクリア出来れば、全高75cmというハイタワー構造により、拡散しにくい超音波式のミストを室内の広範囲に届けることが出来ると思われます。ただ、加湿量は最大で270ml/hなので、せいぜい5畳くらいの範囲が適切な使用面積となります。5畳の部屋にこのノッポ君を置くとなると相当な存在感がありそうです。この際、加湿器部屋としてノッポ君専用ルームを作ったりすると良いのかもしれません。
デザイン重視家電の一般的な傾向から漏れず、このノッポ君(ALG-KW1302)には特別な機能はありませんが、これまたありがちな機能として、アロマオイルを浸したフェルトを置くトレーは付いています。
まあ、デザインが気に入れば、というかデザインが気に入って、気に入って、これを部屋に置くためなら、毎日水を交換し、きっちり排水し、しっかり水を拭き取り、完全に乾燥させることも全く厭わないという人が使用する分には、おそらく衛生面も大丈夫でしょう。しかも、一度の油断が命取りということにもなりかねないスリリングさまで感じさせてくれる、なかなかエッジの効いた製品と言うことも出来るかもしれません。
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