色々と高めなダイキンの鉄板ヒーター「セラムヒート（ERFT11WS / CER11WS）

デザインだけでなく、本体をクルッと回転させることで、縦向きでも横向きでも使える構造はもちろん、縦方向は角度調整ができ、左右方向には自動の首振りもできるなどの基本的な仕様は変わりません。

温度に合わせて自動で出力調整をしてくれる温度センサーや、人の動きが無いときに電源をオフにする人感センサーなども引き続き搭載されています。

要するに中身も旧モデルと変わらないということです。

旧モデルと同じということは、新鮮味は全くないわけですが、信頼性はその分高いとも言えます。

高い暖房性能、高い信頼性、そして高いデザイン性（たぶん）があれば、もう別にこのままで良いんじゃないの？というのが、メーカーの開発チームの総意なのでしょう。

なにしろ、もともとこのセラムヒートは細かくモデルチェンジをするシリーズではなく、毎年淡々と型番変更だけを重ねてくる製品です。

ほぼ同じコンセプトのライバル製品、コロナの「コアヒート」と共に電気ヒーターとしての一つの完成形に近づいているモデルと言えるかもしれません。

掛けた電気代分の働きは、十分に期待して良さそうです。ただ、高い暖房性能や信頼性に付随するように、この「ERFT11WS」は価格についても高めだということは念頭に置いておく必要があるでしょう。

■セラムヒート（ERFT11WS / CER11WS）のスペック