基本は同じだけど、わずかに改良されたコロナの電気ストーブ「コアヒート(DH-1218R)」

日本製にこだわるコロナの電気ストーブ、「コアヒート(DH-1218R)」です。



コロナ 電気ストーブ コアヒート DH-1218R-SS

「コアヒート」は、シーズヒーターです。

速暖性ではカーボンヒーターの方が上回りますが、シーズヒーターは発熱体を金属パイプで包んでいるため、壊れにくいとされています。

実際、メーカーのコロナは、器具本体の保証は1年なのにもかかわらず、ヒーター部分の保証期間は3年としています。ヒーター部分よりも、本体の信頼性の方が不安だというのもどうかという気がしないでもありませんが、それだけヒーターの丈夫さには自信があるということなのでしょう。

さらに、コロナの「コアヒート」は、ブラックセラミックをコーティングすることで、人体を暖める効果の高い3〜20ミクロンの遠赤外線をより多く放出するのだそうです。

ただ。

シーズヒーターの暖房効果が高いことは確かですが、それを実感するためには、それなりの電気代が必要となります。

この「コアヒート(DH-1218R)」の最大消費電力は1150Wに達します。フルパワーで24時間、1ヶ月稼働させた場合、電気代が「コアヒート」分だけで軽く2万円は超えるというレベルの消費電力です。

これは侮れません。

むしろ、これだけ電気を使っておいて、暖かくならないなんていう事態を、笑って許せる人は少数派なのではないでしょうか。

しかし、この「コアヒート(DH-1218R)」も単に電気を湯水のように使うわけではありません。

11段階という細かさで温度を設定出来るだけでなく、自動で定期的にパワーをセーブする「ゆらぎ運転」や、人感センサーを使って人がいないときには省エネ運転する「省エネセンサー」など、暖め過ぎ=電気の無駄使いを防ぐ機能が複数搭載されています。

人がいない時に電気ストーブを点けてちゃダメでしょ、という安全面での課題はともかく、電気ストーブの中では省エネを意識している方の製品ということは出来るでしょう。

「コアヒート」はコロナが以前から発売している代表的なシーズヒーターで、ヒーター部分を回転させて、向きをタテと横に変えられたり、自動首振り機能があったりするお馴染みの機能に加え、2018年モデルとなるこの「コアヒート(DH-1218R)」では、操作パネルに傾斜をつけることでボタンを押しやすくするなど細かな工夫も加えられています。

シーズヒーターはオイルヒーターほどの柔らかい暖房ではありませんが、電気ストーブの中では輻射熱を利用したポカポカ感のある暖房と言えるでしょう。製品寿命が長いこともプラスです。

電気代は我慢出来ても、寒さは我慢出来ない!だけど、石油ストーブは無理!という現代型都会っ子向きの製品と言えるでしょう。

■DH-1218Rのスペック

サイズ高さ723×幅340×奥行300mm
重さ5.6kg
消費電力200〜1150W
適用畳数-
運転調整11段階
安全機能転倒OFFスイッチ・過熱防止装置・消し忘れ防止タイマー・チャイルドロック