アピックス「しずくプラス(AHD-012)」

ホワイト↓
Web

そして、ピンク↓
Web

そしてそして、ブルー↓
Web

もはや定番のイメージすらある超音波加湿器「しずく」の後継モデルとなる「しずくプラス」です。

「プラス」と言う以上、何かが追加された訳ですが、既になかなか人気のあった「しずく」旧モデルに一体何がプラスされたというのでしょうか?

なんと!
実は、これが全く大したことではないのです。

「しずく」旧モデルでは稼働時にLEDで全体が光るようになっているのですが、「しずくプラス」では、このLEDのON/OFF機能が追加されたというのです。夜眠る時にまぶし過ぎたということなのかもしれません。

、、、。

確かに「プラス」と言えば「プラス」です。
けど、大きな「プラス」じゃ、ないのかな、、、。

しかし!

ON/OFFスイッチが追加されても、価格は旧モデルとほとんど変わっていません。
実勢価格で4,000〜5,000円というリーズナブルな価格設定を維持しています。

これは良心的と言えるのではないでしょうか。

加湿量は300ml/hと6畳(木造)〜8畳(プレハブ)向けとなっており、それほどハイパワーではありませんが、消費電力は38Wと超音波式ならではの省エネ設計となっております。

そして旧モデル同様、この製品の最大の魅力となるのは、何と言ってもこの「しずく」型のデザインでしょう。

類似品が出回るほど特徴的な丸みを帯びた形状には確かに愛着が持てそうです。
形状を生かした3.3リットルの大容量タンクも備えており、なんと10時間という長時間連続運転も可能となっています。

ただ、、、。

この「しずくプラス」君を手元に置く際には、彼(彼女)が超音波加湿器であるということをよくよく理解しておく必要があります。

この「しずく」シリーズに限りませんが、ともかく超音波加湿器はお手入れが欠かせません。
超音波加湿器が他の加湿方式とは異なり、水分を気化させずに空気中に放出するためです。

もし、この「しずくプラス」君のお手入れを怠った場合、罰として雑菌が繁殖した水分をそのままま部屋中に噴霧するという制裁を加えられる可能性もあります。見かけはカワイらしい「しずくプラス」君ですが、決して侮ってはいけないということです。

超音波加湿器の手入れを怠った場合の危険性が広く指摘されるようになった影響か、この「しずくプラス」では、旧モデルよりお手入れの頻度が増やされています。

旧モデルでは週に1度だったタンクの水洗いが、「しずくプラス」では、使用時は毎日清掃へ。
旧モデルでは2週に1度だった水回りの部品関連の清掃が、「しずくプラス」では、使用時は毎日清掃へ。

といった感じです。
要するに基本全てを毎日清掃しなければならないということです。

また、超音波で水分を細かな粒子にするとはいえ、気化していない水分はすぐに落下を始めます。

そのため、精密機器の近くでの使用は禁止です。
また設置する際には、壁や窓から必ず1メートル以上離さなければなりません。

いずれも本体周囲の水濡れによる影響を防ぐためです。
対策として本体の下には布や、水濡れ防止シートを敷くことがお勧めとなっています。

噴出した水分を少しでも気化させやすいように、床から50cm以上高い位置に設置することも必須
です。具体的には「ダイニングテーブル」の上なんかが望ましいようです。

実際のところ、頻繁なお手入れの他、使用に関して様々な制約があるため、はっきり言ってズボラな人では使いこなすことが出来ない製品なのかもしれません。

しかし、”手間が掛かるほどカワイさが増すらしい”という「子供&ペットの法則(仮説)」がこの「しずくプラス」君にも当てはまるという可能性も決して無いわけではありません。

どうしても「しずくプラス」君と一緒に暮らしたい!
という人にとっては、自分のお世話能力が試される、なかなかチャレンジングな製品と言えるのかもしれません。

コメント