Apple Watchを少しタテに引き延ばしたような外観です。
サクラピンク↓
HUAWEI Watch FIT Sakura Pink【日本正規代理店品】 文字盤サイズ1.64インチ
ミントグリーン↓
HUAWEI Watch FIT/Mint Green【日本正規代理店品】 文字盤サイズ1.64インチ
グラファイトブラック↓
HUAWEI Watch FIT Graphite Black【日本正規代理店品】 文字盤サイズ1.64インチ
公式ECサイトには限定の「カンタロープオレンジ」もあり、全4色展開となっています。
外観はちょっとタテ長のApple Watchという雰囲気ですが、最新の「Series 6」では安くても4万円台~というApple Watchに対し、この「HUAWEI WATCH FIT」はオフィシャル価格で15,180円という価格設定となっています。
当然のことながら性能にも大きな差があり、様々なアプリを使うことが出来、モデルによっては本体単独での通話も可能というApple Watchに対し、この「HUAWEI WATCH FIT」はウォッチフェイスの入れ替えくらいは手軽に出来るものの、様々なアプリを使って生活を便利にするという類の製品ではありません。
Apple Watchが名実ともにスマートウォッチだとすれば、この「HUAWEI WATCH FIT」はスマートウォッチ的な機能を備えつつ、グッと活動量計に近い立ち位置の製品と言えるでしょう。割り切った使い方をされることを想定している、割り切った機能をもった製品なのです。
ただ、割り切ってこの「HUAWEI WATCH FIT」を活動量計の一種だと考えた場合、その性能はなかなか優れたものだと言えるでしょう。
毎日の歩数や消費カロリーなど活動量計としての一般的な数値を記録してくれるのはもちろんのこと、心拍数を測定したり、睡眠状態の確認が出来るほか、GPSも内蔵しているので、スマホを持たずにランニングをした際でも、通ったコースやタイムを記録することが出来ます。
連携しているスマホへの着信やSMSメッセージの受信の通知機能や、音楽再生のコントロール機能、ストレスレベルの測定やリラックスするための呼吸セッションなど、あるとちょっと便利かもしれない機能を色々と搭載しています。
スマートウォッチを名乗る安価な製品は無限と思えるほどありますが、単なる安価モデルとは大きな一線を画している製品ということが出来るでしょう。
その代わり、Apple Watchと比べるとだいぶ安価となる、15,000円ちょっとというこの「HUAWEI WATCH FIT」の本体価格も、自称スマートウォッチを名乗る安価な製品と比べると、決して安価とは言えない水準となります。
GPSを内蔵していること、そして、HUAWEIという大企業が手掛けているという、この「HUAWEI WATCH FIT」の特徴を考えると、ライバルとなるのは、フィットネス系の端末で実績のあるFitbitの内蔵GPS搭載モデルということになるのかもしれません。
スマートウォッチとしての多機能、高機能性を追求するというよりは、フィットネス寄りになっているという点で、fitbitの製品とは機能的にもニアミスしている部分も多くなっています。
fitbitの製品と比べて、この「HUAWEI WATCH FIT」の方が何か画期的な機能を備えているということはありませんが、通常使用で約10日間持続するという持続時間に加えて、5分の急速充電で約1日使用が可能というバッテリー関連の使い勝手の高さはfitbitのスマートウォッチである「Sense」や「Versa3」を上回っています。
アプリの使い勝手も含めた端末としての実績、そしてHUAWEIとアメリカとの不安定な関係を考えると、現時点ではfitbitの方が無難な印象があることは否めませんが、HUAWEIが中国企業であることを気にしない人や、どうせ数年で買い替えてしまうことを考えている人にとっては、高いバッテリー性能を持つこの「HUAWEI WATCH FIT」が有力な候補となる可能性は十分にありそうです。
■HUAWEI WATCH FITのスペック
発売 | 2020年10月 |
測定項目 | 歩数・移動距離・消費カロリー・アクティビティの時間 |
心拍計測機能 | あり |
GPS機能 | あり |
バッテリー持続時間 | 約10日間 |
充電時間 | 約65分 |
サイズ | 高さ46×幅30×厚さ10.7mm |
重さ | 約21g(バンド除く) |
防水レベル | 5ATM |
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