「コンパクトモデル」という触れ込みの空気清浄機です。
ダイキン ストリーマ空気清浄機 ACM55U-W ホワイト
ダイキンの空気清浄機は、加湿機能付きの「加湿ストリーマ空気清浄機」がメインとなっていますが、加湿機能の無い「ストリーマ空気清浄機」もあります。
この「MC55U」は、その「ストリーマ空気清浄機」の1モデルです。
といっても「ストリーマ空気清浄機」には、この「MC55U」の他、「MC80U(=ACM80U)」があるだけです。型番の「MC」と「ACM」の違いは流通ルートの違いを表していて、製品自体は同じです。
「MC80U」の方が最大風量8.0㎥/分となっていて、最大風量が5.5㎥/分であるこの「MC55U」よりもだいぶパワフルなモデルとなっています。
この「MC55U」は「コンパクトモデル」なので、パワーも当然「コンパクト」となっているのは、まあ容易に予想がつくところでしょう。
肝心のサイズについては、どれくらい「コンパクト」なのかというと、パワフルモデル「MC80U」の本体サイズが、高さ576×幅395×奥行230mmとなっているのに対し、この「MC55U」は、高さ500×幅270×奥行270mmです。
幅広タイプの「MC80U」に対し、この「MC55U」は正方形をベースとしたタワー型になっていることが分かります。
確かに「MC80U」と比べて、この「MC55U」の方がコンパクトなのですが、実はこの「MC55U」は、同じ「ストリーマ空気清浄機」に属する「MC80U」よりも、加湿機能付きのモデルである「MCK55V」、「MCK40V」に近いモデルです。
「加湿ストリーマ空気清浄機」である「MCK55V」と「MCK40V」の本体サイズは共通となっていて、高さ700×幅270×奥行270mmのタワー型をしています。
そうです。
「MCK55V」(と「MCK40V」)の本体の高さを200mm低くすると、この「MC55U」と全く同じサイズとなるのです。
「MCK55V」(と「MCK40V」)と、この「MC55U」の最大の違いといえば、もちろん加湿機能があるかどうかです。そして「MCK55V」(と「MCK40V」)は、本体底部に送風のファンがあり、その上に空気清浄用のフィルターがあり、最上部に加湿機構が組み込まれている構成となっています。
ざっくり言えば、そこから加湿機構を取り去ったのが、この「MC55U」ということになるわけです。
実際、この「MC55U」の風量は、「MCK55V」が加湿をしないで空気清浄運転のみをする時の風量とほとんど同じです。当然「MCK55V」の弱パワー版である「MCK40V」よりはこの「MC55U」の方がパワフルとなります。
「MCK55V」に搭載されている、より感度の高い「PM2.5センサー」はありませんが、フィルターは「MCK55V」と同じ物なので、空気中の汚れをキャッチする能力自体は変わりません。「PM2.5センサー」が無くても、ホコリとニオイの二大センサーは完備しており、センサーに基づく自動運転も可能です。最大風量5.5㎥/分という数字は特別パワフルではありませんが、それほど大きくない部屋であれば十分な風量と言えるでしょう。
加湿機能が不要だったり、既に加湿器は別にあるよ、という場合には、シンプルなこの「MC55U」が候補として浮上してくる可能性はなかなか高そうです。
■MC55U(=ACM55U)のスペック
発売 | 2017年11月 |
サイズ | 高さ500×幅270×奥行270mm |
重さ | 6.8kg |
適用畳数 | 25畳 |
風量 | しずか1.1→弱2.0→標準3.2→ターボ5.5㎥/分 |
運転音 | 19→29→39→53dB |
消費電力 | 7.0→9.0→15.0→37.0W |
センサー | ホコリ・ニオイ |
交換品(交換目安) | 集塵フィルター(10年)、ストリーマユニット(10年) |
コメント