普通に使えるミニサイズの炊飯器。タイガー「JAI-R551」

3.5合炊きの炊飯器です。



タイガー 炊飯器 マイコン 3合 炊きたて ミニ JAI-R551-Wホワイト

メーカーのホームページでは、この「JAI-R551」の説明として「シンプル機能のマイコン炊飯ジャー」となっています。

まさにその通りの製品と言えるでしょう。

「マイコン式」=「IHではない」ということを意味しています。

内釜を直接発熱させる「IH式」は、ヒーターで内釜を加熱する「マイコン式」に比べて火力に勝ります。今や各メーカーの上位モデルは軒並み「IH式」で、「マイコン式」は低価格モデルの仕様となっています。

そして、この「JAI-R551」が「シンプル機能」の炊飯器だということも間違いありません。

同じタイガーの3.5炊き炊飯器でも上位シリーズとなる「JPJ-A060」は、炊き上がりのご飯の「ねばり加減」を調節出来る「米チューニング」機能が付いていたり、様々なお米はもちとん、麦めしにも対応していたり、困ったときには音声ガイダンスで操作方法を教えてくれたりしますが、それらの機能はこの「JAI-R551」にはありません。

そもそも「JPJ-A060」は、ただの「IH式」ではなく、炊飯時の圧力を調整出来る「圧力IH」だったりするので、ハナから同じ土俵には立っていないモデルとも言えます。

では、この「JAI-R551」が全く使えない炊飯器なのかというと、全くそんなことはなさそうです。

この「JAI-R551」には、麦めしは無くとも、おかゆや玄米に対応した炊飯メニューがあったり、消費電力を押さえてご飯を炊く「エコ炊き」メニューがあったりします。そして、予約タイマーで指定した時間にお米を炊くことが出来ます。

確かに決して多機能とは言えないシンプル機能の炊飯器ですが、NEOVE「NRS-T30A」のように本当に炊飯しか出来ない炊飯器ではありません。

火力が弱いとされる「マイコン式」ですが、炊くお米が少なければ必要とされる火力も少なくなります。

そして、何よりこの「JAI-R551」の本体価格は8,000円前後となっていて、60,000円を超えていることも多い 上位シリーズ「JPJ-A060」 などと比べると、圧倒的な低価格となっています。

コストパフォーマンス。

この言葉が思い浮かんでしまうと、3.5合炊きクラスの炊飯器の選択肢として、この「JAI-R551」を考慮しないわけにはいかないかもしれません。

■JAI-R551のスペック

発売2015年12月
炊飯容量0.09~0.54L
サイズ幅224×奥行283×高さ189mm
重さ2.2kg
消費電力最大350W
消費電力量(炊飯時)94.5Wh
消費電力量(保温時)14.0Wh
内釜黒遠赤釜
炊飯時間(標準)38~53分

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