東芝 トルネオVコードレス VC-CL100
東芝のサイクロン掃除機、トルネオシリーズのコードレス&ハンディタイプです。
グランレッド↓
東芝 サイクロン式 コードレスクリーナー VC-CL100-R(グランレッド)
ターコイズブルー↓
東芝 サイクロン式 コードレスクリーナー VC-CL100-L(ターコイズブルー)
そして、グランホワイト↓
東芝 サイクロン式 コードレスクリーナー VC-CL100-W(グランホワイト)
マルチコードレスクリーナー?
この「トルネオVコードレス」は使いやすいスタイルに自由に変わる「マルチコードレスクリーナー」となっています。
「自由に変わる」なんて言われると、ガチャガチャ変形でもしそうな感じですが、実際のところは、床面を掃除するときには、タテ型掃除機のようなスティックタイプ、そして細かな場所を掃除するときには手持ちスタイルと使い分けることが出来るということのようです。
これだけだと、他のコードレスクリーナー、特に最大のライバルと目されるダイソン社の「DC62」なども長いホースを脱着することで、床面と手元の掃除に対応しているので、この「トルネオVコードレス」が特別優れているという感じはしないのですが、この「トルネオVコードレス」は付属のベルトで肩掛けをして掃除が出来るようにしているところが一歩リードということのようです。手元を掃除する場合も伸縮するホースを操作出来るので、割と融通が利く感じがします。
この操作性の高さをもって「マルチコードレスクリーナー」とまで名乗ってしまって良いのかは正直迷うところもありますが、延長管、ホースのそれぞれに手元用ブラシが付いていてたりして、ササッと掃除をしやすいようになっているのは、国内メーカーならではの気遣いという感じがします。
たぶん「それなり」な掃除能力
肝心の掃除能力については、キャニスタータイプでも使用されている「バーティカルトルネードシステム」という、いかにも強力な感じのサイクロン機構を搭載しています。
微細な塵や花粉まで99%以上分離する上、強力な吸引力が99%以上するという性能を誇りますが、キャニスタータイプでは捕集出来るゴミの大きさが0.3ミクロン以上などと明記されているのに、この「トルネオVコードレス」では不明となっています。まあ、さすがにキャニスタータイプの性能を期待してはいけないよ、ということなのでしょう(たぶん)。
また、この「トルネオVコードレス」はダストボックス内に目詰まりするフィルターが無いので、お手入れの手間が軽減され、吸引力も持続するとなっていますが、「分離ネット」というフィルターに限りなく近い働きをしていそうなものは装着されています。まあこの辺も、そんなに細かいこと言うなよー、ということなのでしょう(たぶん)。
毎分最大約100,000回転するという小型軽量モーターは、毎分最大110,000回転するというダイソン「DC62」に比べると10,000回転分及ばないものの、それほど引き離されてもいない能力と言えそうです。
そして、確実に優れているといえるのが、コードレス掃除機の心臓部、バッテリーです。
この「トルネオVコードレス」は、充電5時間で強モードで8分、標準で約20分と、稼働時間については、劣ってこそいないものの、ずば抜けて優れているということもありません。
しかし、バッテリーの交換目安については、充電&使用回数が約2,100回となっています。
単純計算すると、毎日使用したとしても約5年9ヶ月も保つことになります。
おおー。
これは、かなり長寿命なのではないでしょうか。
高い操作性。
ほどほど期待できる掃除能力。
かなり期待できるバッテリー寿命。
サイクロン機構の性能はダイソンに少し及ばないかもしれませんが、ダストカップ、フィルター周りが水洗い出来るので、長く清潔に使用出来るという期待も持てそうです。
メカニカル感溢れるちょっとゴツめの外観は評価の分かれるところかもしれませんが、コードレス掃除機を選ぶ際には、高確率で選択肢に入ってくる可能性のある製品と言えそうです。
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