ふとん専用じゃなくても、だから何?みたいなハンディクリーナー。ダイソン「V7 Mattress(HH11 COM)」

現行のダイソンのクリーナーシリーズで唯一白を基調としたカラーリングとなっているのが、この「V7 Mattress(マットレス)」です。



ダイソン V7 Mattress HH11COM

この「V7 マットレス」は色合いが他のモデルと全く異なっているので、よほど特殊なモデルなのか!と考えてしまいそうになりますが、実際はそんなことはなく、単に色が白基調というだけのようです。

「マットレス」という名称からも、なにかふとん掃除に特化した機能があるような印象を持ってしまいますが、全然そんなことはなく、単に付属のツールにそのものズバリの名前をした「フトンツール」が付いてくるというだけです。

ダイソンの現行のハンディクリーナーで標準のモデルである「V7 トリガー」と比べると、「フトンツール」の他に「延長ホース」と「ミニソフトブラシ」も付いてきますが、「延長ホース」はともかく、「デリケートな表面のホコリをやさしく掃除」するという「ミニソフトブラシ」は別にふとん掃除用のツールではありません。

要するにこの「V7 マットレス」は、別にふとん専用の掃除機ではなく、ダイソンのハンディクリーナーの付属品充実タイプの1つなのです。

、、、。

これは本気でふとん掃除をしてやろう!と意気込んでいた人にとっては、ちょっと肩透かし的な感じかもしれません。

そもそもノーマルの「V7 トリガー」にも、ベッドやふとんなどの繊維に入り込んだハウスダストを取り除くことを得意とする「ミニモーターヘッド」は付属してきます。

あれ?

なら、ノーマルの「V7 トリガー」に「フトンツール」を買い足せば良いのでは?

と考える人がいてもおかしくはないでしょう。

しかも「フトンツール」はオフィシャルでも単品で購入することが出来ます。

そのお値段、4,320円。

ノーマルの「V7 トリガー」のオフィシャル価格は33,264円なので、「フトンツール」を足しても、37,584円です。

この「V7 マットレス」のオフィシャル価格は、42,984円なので、それよりも安いということになります。

なーんだ。じゃあ、ノーマルの「V7 トリガー」で良いよ!

と、そこで何か足りないことに気がつきます。

ふとん掃除用ではない「ミニソフトブラシ」はいらないとしても、ふとん掃除のときにササッとヘッドを動かすことが出来るようになることを考えると「延長ホース」は検討の余地がありそうです。

しかも都合が良いことに「延長ホース」もオフィシャルでも単品で購入することが可能です。

そのお値段、5,400円。

ノーマルの「V7 トリガー」に「フトンツール」と「延長ホース」を足すと、42,984円。

42,984円?

あー!!

そうです。

「V7 マットレス」と全く同じ価格になるのです。

そして、同じ価格で「V7 マットレス」にはさらに「ミニソフトブラシ」が付いてくるのです。

「ミニソフトブラシ」はふとん掃除には使えないとしても、他の掃除には使うことが出来ます。

同じ値段で「ミニソフトブラシ」が付いてくるのと、こないのと、どっちが良いの?と聞かれて「ふとん掃除に使わないブラシは要りません!」とキッパリ言える人は圧倒的な少数派でしょう。

やはり、この「V7 マットレス」のウリはふとん専用などということではなく、ちょっとお得感のあるセットモデルということなのです。普通の掃除にも使えるというか、使うことを宿命付けられているモデルとも言えるでしょう。

、、、。

しかし、この「V7 マットレス」は名前からも分かるように、搭載されているモーターは「ダイソンデジタルモーターV7」です。

現在のダイソンのコードレス掃除機の最新モデルは「V10」となっていて、「V10」の下には「V8」も存在します。ハンディクリーナーについては「V7」までしか登場していませんが、ダイソンのコードレス掃除機はパイプを外すことでハンディクリーナーとして使用することが出来ます。

どうせふとん専用ではなく、普通のクリーナーとして使うなら、いっそのこと最新モデルでバッチリ掃除をした方が良いのでは?

と少し背伸びをしてみることにしてみても、おかしくはありません。

「V10」のノーマルモデルとなる「V10 フラフィ」に「フトンツール」と「延長ホース」を足してみると、、、

85,104円。

「V7 マットレス」のほぼ2倍の金額となります。

、、、そこまで背伸びしなくても良いかな。

という場合、今度は「V8」がターゲットとなります。

「V8 フラフィ」に「フトンツール」と「延長ホース」を足してみると、、、

74,304円。

1割以上値段が下がりました。

が、「V7 マットレス」と比べてしまうと、まだだいぶ差があることは否めません。

「ふとん掃除をメインに」と考えた場合、ダイソンの掃除機の中では結局この白いモデルに行き着くようにうまいこと出来ているのかもしれません。

■V7 Mattressのスペック

集じん容量-
吸込み仕事率-
運転時間標準:30分・モーターヘッド使用時:20分・強:6分
充電時間3.5時間
運転音-
サイズ幅131×奥行319×206
重さ(ヘッド付き)1.44kg(1.76kg)
バッテリー寿命-
バッテリー価格-

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