現行のブラウン オーラルBのナンバー2モデルとなります。
ブラウン オーラルB 電動歯ブラシ スマート7 7000 D7005245XP
この「スマート7000」と、最上位シリーズである「ジーニアス9000」との分かりやすい違い。それは運転モードの種類です。
最上位の「ジーニアス9000」は、ノーマルモードの「クリーン」の他、ブラシの回転がアップする「プロクリーン」、やさしく磨く「やわらかクリーン」、ステインを除去する「ホワイトニング」、歯ぐきをマッサージする「歯ぐきケア」、舌を綺麗にする「舌クリーニング」の6種類の運転モードを備えていますが、この「スマート7000」には「舌クリーニング」が無く、運転モードは5種類となっています。
また、この「スマート7000」には、最上位の「ジーニアス」にある「ポジション検知機能」がありません。このため、磨き残しを教えてくれるガイド機能を連携するアプリで使うことが出来ません。
これは運転モードよりも分かりにくい違いですが、もしかすると運転モードが少ないことよりも大きな差となるかもしれません。
この「スマート7000」を含む「スマート」シリーズは中位シリーズながら全機種がブルートゥースを搭載していて、専用アプリとの連携機能を備えています。しかし、ブラシが口の中のどこを磨いたかをリアルタイムでチェックする「ポジション検知機能」が無いモデルはアプリの機能をフルで使うことは出来ないのです。
せっかくアプリ連携機能がありながら、一部の機能が使えないというのは、ちょっとストレスになりそうな気がします。
ただ、「ポジション検知機能」を使った連携機能は、スマホのカメラ機能も使ってカメラに映る範囲で歯ブラシをする必要があったりするので、アプリの立ち上げだけでなく、スマホの位置の微調整などもしなければならず、正直言ってセッティングが面倒くさそうな印象はぬぐえません。
「どちらかというとササっと歯磨きしたいんですけど、、、」という人の場合は、アプリとの連携機能そのものを断念してしまうこともありそうで、その場合はこの「スマート7000」に「ポジション検知機能」が無いことは全く問題にならなくなります。
では、アプリ連携機能をあまり重視しない場合にはこの「スマート7000」が有力候補の先頭に飛び出すのかと言うと、これがそう簡単ではありません。
実はこの「スマート7000」の場合、さらに下位モデルにあたる「スマート5000」との機能面での差がほとんど無いのです。
下位モデル「スマート5000」には、この「スマート7000」と同じ5種類の運転モードがあり、ブラシの回転数、上下振動数も同じです。さらに付属してくるブラシも同じとなっています。
この「スマート7000」を下位モデル「スマート5000」と比べた場合、「スマート7000」には、若干高級感のある「トラベルケース」が付属することと、ブラシの押し付け過ぎを教えてくれるランプが大きくて見やすいというメリットがあるのですが、これがそれほど決定的な差ではないことは明らかでしょう。
細かなところではこの「スマート7000」は「ジーニアス」シリーズとほぼ同じ本体デザインとなっていて、運転モード切り替え用のスイッチがあるのに対し、下位モデル「スマート5000」の運転モード切り替えスイッチは、電源スイッチと共用となっているので、運転モードを切り替えたいのに電源を切っちゃったみたいな事態が発生する危険性がないわけではありません。
まあ、これも決定的な差とはならない可能性が大なのですが、この「スマート7000」が下位モデル「スマート5000」よりも優れているのは実際のところ、これくらいのものなのです。
「ジーニアス9000」ではなく、この「スマート7000」にする時点ですでに「舌クリーニング」か、「ポジション検知機能」のどちらか又は両方を妥協していることを考えると、ここでもう少し妥協して「スマート5000」でも良いかな、、、。
と考えてしまったとしても、それほど的外れとは言えなさそうなところが、この「スマート7000」の大きな弱点かもしれません。
■スマート7000のスペック
ブラシ振動数(クリーン) | 上下振動:約45,000回/分・左右反転:約9,900回/分 |
サイズ(本体) | 幅29×奥行35×高さ203mm |
重さ(本体) | 133g |
連続使用時間(毎日2回、2分使用) | 約12日間 |
充電時間 | 約12時間 |
バッテリー | リチウムイオン |
運転モード | 5種類(クリーン・プロクリーン・やわらかクリーン・ホワイトニング・歯ぐきケア) |
付属ブラシ | 2本(やわらか極細毛ブラシ・マルチアクションブラシ) |
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