パナソニック史上最高傑作の炊飯器らしいです。
メーカーが自身でそう言っているので、きっと間違いないのでしょう。
ルージュブラック↓
Panasonic Wおどり炊き SR-SPX103-RK
ホワイト↓
Panasonic Wおどり炊き SR-SPX103-W
「W(ダブル)おどり炊き」という究極の炊き技を搭載しているそうです。
「Wおどり炊き」というのは、釜の中に文字通りお米を踊らせるような強力な対流を作り出すことで、お米にかかる熱のムラを無くすように炊き上げる機能です。
なぜ「ダブル」なのかというと、炊き上げる際の加熱箇所を釜底と釜底側面とで高速に切り替えることで釜内に連続して泡を生み出す「高速交互対流」と、釜内を一度加圧した後、減圧することで一気にお米をかきまぜる「可変圧力」の二つの技術を採用しているからのようです。
「高速交互対流」の切換え時間は何とわずか0.04秒。
踊る暇もなさそうな慌ただしさですが、きっとこれが大きな泡を生み出すのに最適な時間なのでしょう。
この「Wおどり炊き」に加え、さらに炊き上がり前には200℃にもなる高温スチームを釜の上部から噴射するそうです。
これによりお米がコーティングされ、ツヤ、ハリのある美しい炊き上がりとなるのだそうです。しかも、このスチームには、炊き上げる際に出た「おねば」が含まれており、うまみを高めるようです。
いやー、、、。
すごいものです。
かまどで炊くお米が一番おいしいと良く言われますが、かまどで炊く場合は基本的に釜に水と米を入れて、下から火で加熱するだけです。
それがこの「SR-SPX103」にかかると、加圧はするわ、当然減圧もするわ、加熱箇所は0.04秒ごとにカチカチ切り替えるわ、200℃の蒸気を吹きかけるわ、とあの手この手で釜とその中のお米に干渉して来ます。
プロの料理人はさておき、素人がかまどで炊いたお米など、もう間違いなく超越しているに決まっています。
いやむしろ、これだけのハイテク機構でお米を炊いておいて、かまどで炊いたお米と同レベルなど、もはや許されないのでは、、、という感じすらします。
しかも、これだけにとどまらないのです。
火力のコントロールは、ふた、側面上部、センター、側面下部、底側面、底の6カ所のIHで行います。
これらの機能により「銀シャリ」「しゃっきり」「かため」「もちもち」「やわらか」と5種類もの食感に炊き分けることが出来ると言うのです。
うひゃー、、、。
ちゃんと「しやっきり」と「かため」、或いは「もちもち」と「やわらか」を食べ分けることが出来るかどうか、自分の舌の感度の方が心配になってきそうです。
さらに「銘柄炊き分けコンシェルジュ」なる、最近パナソニックが凝っているスマホとの連動機能もあります。
専用アプリを使用することで、主要なお米の銘柄10品種11種に応じた炊き分けをしてくれるそうです。
、、、。
そこまでしなくて良いよ、、、。
という言葉が喉まで出かかって、というか出てきちゃいます。
しかし、まあ、圧巻のハイテク炊飯器だと認めざるを得ません。
日本有数の家電メーカーが史上最高というのですから、舌に自信の無い一般人がとやかく言うレベルにないということなのでしょう。
、、、ただ。
この(パナソニック)史上最高炊飯器「SR-SPX103」もパナソニックお馴染みの「エコナビ」を搭載していますが、これはご飯の量に応じた保温をすることで消費電力を約5%省エネするという機能となっています。
これは、ショボイ!
史上最高炊飯器のクセに、肝心の炊飯の時ではなく、消化試合とも言える保温の時にしかエコナビが効かないというのはいったいどういうことなのか!
と鬼の首を取ったかのように騒ぎたいところですが、炊飯時には「エコ炊飯」というコースがきっちりと用意されていました。
実際、この「SR-SPX103」は炊飯時の消費電力151Wh、保温時14.4Whと消費電力は比較的低めとなっています。
、、、。
さすが史上最高炊飯器。侮れません。
メーカーの思惑通りに踊りたくないという思いが揺らいできてしまいそうです。
もちろん、価格が7万円〜10万円というハイランク炊飯器なので、踊りたくても踊れないという感じもあるわけですが、、、。
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