LG VH9231DS/VH9231D
サムスンと並んで韓国電機メーカーのツートップと言うべき巨大メーカー、LG電子のふとんクリーナーです。
UV除菌ステーション付きの上位モデル
ふとんパンチクリーナー VH9231DS
UV除菌ステーションが無い下位モデル
ふとんパンチクリーナー VH9231D
パンチ!パンチ!&パンチ!
この「VH9231」の最大の特徴は、1分間におよそ8,000回という超高速パンチングにあります。
1分間に8,000回=1秒間に130回以上というまさに瞬きも許さぬほどのパンチっぷりです。実際はパッドが2つあり、1つのパッドが1分間に4,000回のペースで振動しているようですが、それでも1秒間に66回という高速パンチです。
外観も掃除機というより、マッサージ機のようで、なるほど「たたき」に適している感じがします。実際、ヘッドもほとんどがたたくためのパッドとなっていて、細い吸い込み口が中央に開いています。
ところで、ふとんをたたくと、どんな良いことがあるのでしょうか?
なんと、ふとんの繊維に絡んだハウスダストが表面に浮き上がってくるのだそうです。
ハウスダストが表面に浮き上がって来る?
キャー!
となる心配はありません。
もちろん、この「VH9231」が浮き上がらせたハウスダストをパワフルに吸い込んでくれるのです。
たたいて!集めて!吸い込む!
なるほど!
こうして、ふとんは無事にキレイになりましたとさ、というワケです。
ちょっと気になるパワー
ふとんをたたいて、たたいて、たたきまくる、この「VH9231」ですが、吸引力の強さの目安となる吸込仕事率は70Wしかありません。
これは充電式ならともかく、コード付きの掃除機としてはケタ違いに低い数字です。
もちろん、メーカー側にも考えがあるらしく、「吸引力が強いだけの掃除機では、シーツやカバーまで吸込んでしまいスムーズに掃除機をかけることができません」ということのようです。
これについては、同じメイドインコリアでふとん掃除機のパイオニア、レイコップも言っています。実際、レイコップのふとん掃除機最新モデル「RP-100」の吸込仕事率も67.4Wしかありません。
ただ、強力パワーのサイクロン掃除機で有名なイギリスのダイソンは、「ふとんクリーナー」の吸引力は弱すぎる、と逆のことを言っています。
、、、。
快適&スムーズに掃除が出来ることを選ぶか、徹底的に力ずくでもゴミを取除くことを優先するかという、なかなか悩ましい二択ということになりそうです。
ただ、ダイソンはふとんを「たたく」ことについても、レイコップが得意としている「UVの照射」についても、どちらも無駄だと言っているので、イギリス式を選んだ場合は韓国式に戻ることは気分的に難しくなりそうです。
ちなみに日の丸メーカー、パナソニックのふとん掃除機(MC-DF100C)は、吸込仕事率が180Wとなかなか強力になっていますが、ローラーでふとんを「たたく」ことも忘れていない、どっちつかずの仕様となっています。
まとめ
まさか、これだけふとんをたたいておいて、全部無駄ということはさすがに無いでしょ、と思い切ることが出来さえすれば、吸込仕事率70Wという物足りない数字も、それがゼロで無い以上、やっぱり全部が無駄とは言い切れないよね!という前向きな結論に到達することが可能です。
その場合、最後の問題は、吸引口を紫外線で除菌することが出来る「UV除菌ステーション」付きの「VH9231DS」にするか、「UV除菌ステーション」無しの「VH9231D」にするか、ということだけです。
前向き理論で行く以上は、効果がゼロとは言い切れない「UV除菌ステーション」付きの「VH9231DS」で決まり!ということになるわけですが、この「UV除菌ステーション」が付いているかいないかで、価格が1万円近く変わって来るという現実には注意しておく必要があるでしょう。
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