無難というか、悪く言ってしまうと没個性的な、どこから見ても「炊飯器」な外観をしています。複数の型番が存在していますが、本体仕様は全て同じとなっています。
オリジナルモデルの「カッパーブラウン(NL-BB05-TM)」↓
象印 炊飯機 マイコン式 3合 カッパーブラウン NL-BB05-TM
同じくオリジナルモデルの「シャンパンホワイト(NL-BB05-WM)」↓
象印 炊飯機 マイコン式 3合 シャンパンホワイト NL-BB05-WM
そしてアマゾン限定モデルの「カッパーブラウン(NL-BB05AM-TM)」と「シャンパンホワイト(NL-BB05AM-WM)↓
象印 炊飯器 3合 マイコン式 極め炊き カッパーブラウン NL-BB05AM-TM
象印 炊飯器 3合 マイコン式 極め炊き シャンパンホワイト NL-BB05AM-WM
さらにJoshinオリジナルモデルの「ホワイト(NL-BB05C-W)」もあります↓
NL-BB05C-W 象印 マイコン炊飯ジャー(3合炊き) ホワイト ZOJIRUSHI 極め炊き NL-BB05のJoshinオリジナルモデル [NLBB05CW]
この「NL-BB05」は、マイコン式の3合炊きの炊飯器です。
象印は日本国内において、炊飯器メーカーとしての立場を確立している老舗企業ですが、そのラインアップは上位モデルから順に「圧力IH炊飯ジャー」→「IH炊飯ジャー」→「マイコン炊飯ジャー」となっています。
そして炊飯容量についても、主力は5.5合炊きのモデルで、次いで大型の1升炊きモデル、最後に3合炊きを含む小容量モデルという位置づけになっています。
つまり「マイコン炊飯ジャー」の「3合炊き」という組み合わせは、メーカーにとってラインアップの端っこに位置する製品なのです。
この「NL-BB05」には、上位モデルに搭載されているような細かな火力調整機能や、炊き分け機能はありません。これはまあ当然のことと言えるでしょう。機能的にシンプルになっている分、価格がお安くなっているというのがマイコン式炊飯器の存在意義でもあることは疑いようもありません。
ただ、ではこの「NL-BB05」が単にお米を炊くだけの炊飯器なのかと言うと、そんなことはありません。
この「NL-BB05」には釜底だけでなく、上ふた、さらには側面にもヒーターが搭載されていて、全面加熱が可能となっています。内釜も2.5mmとマイコン式にしてはしっかりとした厚みのあるものとなっています。雑穀米や玄米を炊くことの出来る「健康米メニュー」や、パンの発酵、焼き上げも出来る「パンメニュー」も備えていて、高機能なモデルと言ってしまうのは無理があるものの、低価格&低機能なだけの炊飯器ではありません。
また、搭載している機能がシンプルであることと強く関係することですが、新しいモデルと比べても大きく見劣りすることがありません。
この「NL-BB05」は発売が2016年(12月)なので、既に5年目に突入しているモデルとなります。もちろん、この「NL-BB05」は象印の現行ラインアップには既に無く、2018年発売でこの「NL-BB05」の後継モデルとなる「NL-BC05」も在庫のみの販売という扱いになり、さらなる後継モデルとして「NL-BD05」が昨年に新登場したばかりという状況となっています。
しかし、本体の仕様はほとんど変わっておらず、直接の後継モデルである「NL-BC05」の場合は、機能面についても全くの共通仕様となっています。
現行モデルである「NL-BD05」と比べても、変更点は「健康米メニュー」が「麦ごはんメニュー」となったことくらいで、本質的にはほとんど変わっていないと言えるでしょう。
家電製品は別に骨董品ではないので、古いから良いということには全くならないどころか、基本的にはマイナスとなるわけですが、後継モデルの仕様が変わらないということは、それだけ外せない要素が高い完成度で備わっていると考えることも出来ます。
多少コストが掛かっても、少しでもおいしいご飯を食べたい!という場合に、この「NL-BB05」を選択してしまうことは明確に避けた方が良いと思われますが、手堅いモデルで良いから、なるべくコストを抑たい!という場合には、十分候補として浮上する可能性のある炊飯器と言えるでしょう。
■NL-BB05のスペック
発売 | 2016年12月 |
炊飯容量 | 0.5~3合 |
サイズ | 幅235×奥行325×高さ195mm |
重さ | 約2.7kg |
消費電力 | 495W |
消費電力量(炊飯時) | 93.7Wh |
消費電力量(保温時) | 9.37Wh |
内釜 | 黒厚釜(2.5mm厚) |
炊飯時間(白米) | 約51~60分 |
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