シンプルで近未来的な外観をしたロボット掃除機です。
社名ではなくブランド名のXrobotは、ルンバを手がけるiRobotとだいぶニアミスな感じですが、まあたぶんワザとでしょう。
オレンジ↓
Xrobot(エックスロボット) お掃除ロボット INXNI(インクスニィ) オレンジ X533-D
ブルー↓
Xrobot(エックスロボット) お掃除ロボット INXNI(インクスニィ) ブルー X533-L
この「inxni」の基本的な掃除方法は、「掃いて」「たたいて」「吸い込んで」「磨く」ということになっています。さらにおまけに「高品質なフィルター」で排気を綺麗にしているようです。
うん、あまり驚きはありません。
「磨く」という手順は珍しいですが、回転ブラシに組み込まれているブラシがパタパタ回転することで床を磨くということなので、特に革新的なものではなさそうです。
しかし、この「inxni」の持つ能力はこれだけではありません。
掃除機としての機能には大きな特徴はないのですが、侮れないのはこの「inxni」の持つ部屋のマッピングとスマホとの連動機能です。
この「inxni」はカメラではなく、レーザーにより部屋や障害物の位置と形状を把握しながら掃除を行うのだそうです。専用アプリを使えば「inxni」がどのように部屋の形状を把握しているのか、どこを掃除したのかをリアルタイムで確認することができます。しかも、このマップをタッチすれば、その場所に「inxni」を向かわせて、その場所を掃除させることが出来るという優れた連動性を持っているのです。
また、充電時間はわずか90分で、稼働時間は120〜150分という効率の良さです。
さらに、掃除の途中でバッテリー不足になった場合は掃除を中断して充電ドックに向かい、充電完了後に掃除が終わってない場所を再び掃除することが可能です。充電時間が短いので、この掃除中断&再開機能の利用にも現実味がありそうです。
バッテリーの寿命は充放電回数800回でも80%の能力は維持するようですが、一応約500回が目安となるらしく特別長寿命とは言えません。しかし、そこそこ大外れはなさそうなロボット部分と掃除機構、そしてハイレベルの連動性を持つソフトパワーが合わさることで、トータルとしてなかなか使い勝手が良さそうなロボット掃除機となっている感じがします。ただ、本体の価格もそれなりのハイレベルとなっているので、コストパフォーマンスが格段に優れているということにはならないかもしれません。
あとはもう少しサポートや付属品、消耗品などについて日本向けの情報を充実させて欲しいところですが、超大国中国にそんな島国対応を望むのは難しいのかもしれません。
■inxni(インクスニィ)のスペック
サイズ | 幅340×奥行340×高さ98.5mm |
重さ | 3.7kg |
集じん容積 | 0.35リットル |
稼働時間 | 120〜150分 |
稼働面積 | 約150㎡ |
充電時間 | 約1.5時間 |
バッテリー寿命 | 充放電800回以上 |
乗り越え可能な高さ | 約2cm |
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