グランレッド↓
TOSHIBA TORNEO W (トルネオW) VC-SG711-R(グランレッド)
東芝のサイクロン式クリーナー「トルネオシリーズ」の最高モデルとなります。
この製品のウリは何と言っても「ダブル分離サイクロン」でしょう。
通常のサイクロン機構である「デュアルトルネードシステム」に加え、新たに「ミクロトルネードシステム」を搭載しているのです。
「サイクロン」だの「トルネード」だの、「デュアル」だの「ダブル」だの、若干くどい気もしますが、要するにサイクロンシステムを2つ搭載しているらしいのです。
大きなゴミを「デュアルトルネードシステム」で捕まえて、さらに小さなゴミを「ミクロトルネードシステム」で捕まえるのです。
これはスゴい。
なにしろ、東芝の下位モデルでは、「デュアルトルネードシステム」だけしか搭載していない製品もあるのです。
通常なら「排気」となる「デュアルトルネードシステム」を通過した空気をさらに「ミクロトルネードシステム」にかけることで、ミクロのゴミを99.8%分離するそうです。
そこまでやるなら、残り0.2%のゴミも取って下さいよ、どうせなら。なんて言いたくもなりますが、これまでの機種では取れないゴミを取っているということなのでしょうから、ここは良しとしましょう。
そして、ミクロのゴミまで取れるようになったことで「プリーツフィルター」が不要になったそうです。
これまでの機種はミクロのゴミはフィルターで取っていたため、定期的にフィルターの掃除をしないと、フィルターが目詰まりを起こしてしまっていたのです。
しかし、よく考えるとサイクロンクリーナーの王様「ダイソン」のサイクロンシステムはもともと多重構造のサイクロンになっていて、0.5ミクロンの微粒子まで空気から取除けるようなので、この「ダブル分離サイクロン」はようやくそれに匹敵する機構という感じなのかもしれません。
ただ、この「SG-711」はシリーズ最高モデルというだけあって、サイクロンシステム以外にも機能が山盛りです。
床ブラシのヘッドに銀繊維を使用して静電気を抑える効果や、複数のセンサーやアイドリングストップ機能もあるエコモード、暗い場所で役に立つ(と思われる)ライト付のブラシ、そしてエアコンの上まで清掃可能な「伸縮ロングノズル」に代表される多種多様の付属品など、きめ細かいお掃除サポートがあります。
何よりも、お手入れ時にダストカップやブラシの大部分が水洗い可能という点が優れています。
メンテナンスサインも付いているのも便利でしょう。
ただ、「ダブル分離サイクロン」は結構なのですが、サイクロンシステムがダブル→→→ダストカップもダブル→→→ゴミ捨てもダブル、なのは微妙です。
まあ「ミクロトルネードシステム」の方のダストカップは半年に1回程度のゴミ捨てで済むらしいので、それほど手間が増える訳ではないのかもしれませんが、ダイソンのように1つにまとまっている方がすっきりしているのは間違いないでしょう。
また、この「SG-711」は排気のフィルターに空気清浄機にも使用される「HEPAフィルター」を搭載しているので、排気もなかなかクリーンだと思われます。
コメント