東芝「uLOS（ウルオス）KA-P70X」

東芝の「uLos」シリーズ。
特徴的な円型フォルムをしているので、他の製品シリーズと見間違えることは少なさそうですが、加湿空気清浄機モデルもありますので注意が必要です。こちらは加湿機能のみのものです。

その中で最大加湿量を誇るモデルが、この「KA-P70X」です。

加湿量は最大700ml/hとなかなかのハイパワーです。

しかも気化式タイプのため、最大で32Wと消費電力は加湿量に比較して少ないと言えるでしょう。
ただし、他のメーカーの気化式タイプと比べて格段に省エネという訳ではありません。もともと気化式がそれほど電気を消費しないだけです。

また、加湿量は十分なのですが、タンク容量が2.8リットルしか無いため、最大加湿量で運転を続けると、4時間で水切れを起こします。使い方にもよりますが、これはちょっと短いかもしれません。

ただ、、、。

このウルオスシリーズの最大の特徴は加湿量とか、水タンクの容量とか、そんなことではないのです！

なんと！

このウルオス「KA-P70X」は、「ファンを外して水洗い出来る加湿器」

なのです。

これは、ちなみに「業界初」だそうです。
「ファンを外して」と言いますが、実際はファンどころか、トレーやフィルターなど、もうほとんどバラバラと言えるほどに分解して徹底的にお掃除が可能なのです。

、、、。

それって結構面倒なのでは？

という疑問が浮かびますが、はっきり言って、「その通り」です。

しかし、上から目線で言うと、どうせ加湿するなら、清潔な空気と水の方が良いのじゃないですか？
という話です（たぶん）。

それでも、ブツクサ言うようなモノグサな人は門前払いです（たぶん）。

温度・湿度センサーに基づく自動運転や、切タイマー（入タイマーはありません）など、加湿器としての基本的な機能は備わっています。東芝オリジナルのイオン兵器「ピコイオン」も搭載されています。

特徴的過ぎるようなデザインが気になるという人がいるかもしれませんが、何しろ、この製品は2012年度の「グッドデザイン賞」を受賞しています。このデザインのグッドさが分からないようでは、まだまだ未熟だということです（たぶん）。

ともかく、徹底的なキレイ好きで、メカが大好きという人、そしてグッドなデザインが大好きな人にとっては、グッドなデザインの電化製品を分解して洗うことが出来るなんて、これはもう夢のような話ではないでしょうか？

それ以外の人は、お手入れ方法を事前によく確認した上で購入することをお勧め致します。