昨年モデルをそのまま再投入。シャープの扇風機最上位モデル「PJ-H3DG」

心地よくて、健康的な風を生み出してくれるという「ハイブリッド・ネイチャーウイング」を搭載したシャープの扇風機の最上位モデルです。



シャープ ハイポジション扇(リモコン付 ゴールド系)高濃度「プラズマクラスター7000」搭載 PJ-H3DG-N

この「PJ-H3DG」はシャープの扇風機、2018年度の最上位モデルです。

「アサギマダラ」と「アゲハ蝶」という2種類の蝶の羽根の働きを組み合わせた「ハイブリッド・ネイチャーウイング」によって、実際は7枚羽根にもかかわらず、21枚羽根相当のなめらかな風を届けてくれたり、部屋の中が高温、高湿度になるとランプの色や音で教えてくれる「みはり」機能が付いていたり、DCモーター搭載で低消費電力だったり、静音運転が可能だったり、きめ細やか過ぎるくらいの33段階で風量の調節が可能だったりと、最上位モデルとしてそれなりの能力を備えています。

もちろんシャープ製品のメイン機能である「プラズマクラスター」も、今や最低レベルとなった「プラズマクラスター7000」ですが、ちゃんと搭載しています。

とりあえず、この「PJ-H3DG」に対して、扇風機として特に強烈な不満を抱くことはなさそうです。

ただ。

この「PJ-H3DG」の機能や風量、消費電力などの仕様は、昨年モデル「PJ-G3DG」とまったく変わっていません。細かく見ると操作パネルとリモコンのデザインがわずかに違うようですが、誰がどう見てもどうでも良いポイントでしょう。

そして、さらに言えば、その「PJ-G3DG」も、さらにそのまた前年モデルである「PJ-F3DG」から特に変更がなかったモデルなのです。

もしかすると、シャープのこのシリーズは扇風機として考えうる最高のレベルに到達してしまい、これ以上進化のしようが無いという可能性もあるわけですが、それならそれで「もう完璧に仕上がりました」と開発終了宣言でもして欲しいところです。そうすれば毎年型番だけを変えて同じ製品を投入する必要もなくなるような気がするのですが、まあたぶん業界的にそうはいかない色々な事情があるのでしょう。

とりあえず、どうしてもこの「PJ-H3DG」を選択するという場合は、旧モデルがどこかに無いか探してみた方が賢明かもしれません。

■PJ-H3DGのスペック

サイズ幅370×奥行370×高さ820〜1110mm
重さ約5.8kg
羽根の枚数7枚
消費電力最小4.1〜最大26W
風量調節33段階
風量最大58㎥/分
風速最高128m/分
首振り左右50°/70°/90°

コメント