シャープ「PJ-C2DBG」



シャープ PJ-C2DBG

シャープのコンパクトな扇風機です。
専用の充電池を備えており、コードレスで使用することも出来ます。

充電池を使用する場合、6時間の充電で最小風量なら約16時間、最大風量なら約2時間の連続使用が可能です。バッテリーの交換目安は約5年となっていて、バッテリーの価格は9,500円です。

羽根の径は18cmしかなく、本体の幅、奥行も270mmと小振りになっているため、持ち運びはかなりしやすそうです。正直言って、通常の生活をしているかぎり扇風機がどうしてもコードレスでなければならない必要性はそれほど高くなさそうですが、電源コードが伸ばしにくいところや屋外などに、サッと運んでパッと使うことが出来るというのは、まあ便利と言われれば、便利かもしれません。

羽根も小さく、しかも3枚羽根という少ない枚数ですが、シャープが最近こだわっている「自然から学ぼう運動(仮称)」の一環として、アホウドリの羽根を模した形状を取っていることで、直進性が高く、遠くまで届く風を送り出すことが出来るようです。恐らく最大風量での話と思われますが、約10メートル先まで風が届くとなっているので、確かにそれなりの力がありそうです。

また、旧モデルから引き続き、通常の「左右」に加え、「上下」の首振りも自動で行う、複雑な首振りが可能となっています。この首振りには「3Dターン」と言う、なかなかそれっぽいネーミングがされており、さらに稼働範囲に応じて「フルターン」、「ハーフターン」そして上方向固定となる「上方向固定」と、まさに充実の首振りが可能です。遠くまで届く風と相まって、旧モデル同様サーキュレーター的な使用が可能というわけです。

そして、もはや「当たり前」という感じもありますが、必殺「プラズマクラスター」発生装置も搭載されています。プラズマクラスターを室内に放出する「シャワー運転」や部屋干しの洗濯物に風を向ける想定の「衣類脱臭」などの独自モードも備わっています。最近のプラズマクラスターは除菌効果よりも脱臭効果の方がメインのようです。

さらに、室内の高温、高湿度状態を感知する「みはり機能」も搭載しており、温度に合わせて自動で風量を調整することも可能です。危険な温度になると最大風量で運転するだけでなく、アラームまで鳴らしてくれるため、熱中症防止に役立ちそうです。

他にも台座部分にフットライトが備わっていたりして、小さいボディながら、なかなか機能盛り沢山のモデルとなっています。

「いつも扇風機を持ち運びたい!」という人には特にお勧めなのでしょうが、そうでない普通の人にとっても十分、日常的に使用出来る高性能扇風機と言えそうです。

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