シャープ「PF-FTH1」

ホワイト↓


シャープ PF-FTH1-W(ホワイト系)

ベージュ↓


シャープ PF-FTH1-C(ベージュ系)

シャープの羽の見えないファンヒーター。
「プラズマクラスターヒートイオンファン」です。

温風の他、送風機能もあるのでオールシーズンで使用が可能な上、必殺のプラズマクラスターも搭載しているというメーカー入魂の製品です。送風専用モデル「PF-FTC1」に温風機能が付いたというイメージでしょうか。

夏は扇風機としても使用出来るファンヒーターというと、某ダイソン社の製品「AM05」も無視出来ないので、真っ向勝負ということになりそうです。

この「PF-FTH1」の優れているところは、ハイテク性です。

温度センサーはもちろん、湿度センサーまでも搭載していて、普通に温度が高くなった時の他、湿度が高い時も出力を抑える自動運転が可能です。体感温度まで考慮するというのです。

さらにこのセンサー機能を生かして、冬の乾燥&低温状態や、高温&高湿状態を感知して、警告を発するという「みはり機能」も搭載しています。

ただ、湿度センサーは搭載していますが、当然のことながら、この「PF-FTH1」では湿度を調節することは出来ません。あくまで見張っているだけです。

ちなみに、高温&高湿状態の時も、冷風が出せるわけではありません。
さらに言えば、低温の時も自動で温風運転を始めるわけではありません。

あくまで見張っているだけです。

勝手に動き出すと危ないということもあるのでしょうが、この辺、ちょっと微妙な機能ではあります。

ただし、温風運転をしている時に、高温&高湿を感知した場合は、温風から送風に自動で切り替えてくれるようです。ここは送風専用モデル「PF-FTC1」と違うところです。

これは、ありがたいかもしれません。

ただ、その基準は、湿度55%の時で室温28℃、湿度40%の時は室温31℃くらいになっているので、普通に生活している場合は、とっくに温風は止めている可能性が高いかもしれません。

また、スイング角度が左右最大90℃、上60℃、下20℃となっており、これはダイソン「AM05」のスイング角度、左右70℃、上下各10℃をはるかに上回っています。

消費電力は温風時最大1200Wと馬鹿になりませんが、この最大消費電力もダイソン「AM05」と変わりません。
ダイソン「AM05」には無いタイマー機能がありますし、なにしろ必殺のプラズマクラスターも搭載しています。

これはなかなか良いじゃないですか!

という感じもしますが、もちろん気になるところもあります。
それは、適用面積です。

この「PF-FTH1」の適用面積は、鉄筋のマンション→温風で約8畳、木造住宅→温風で約6畳
となっていますが、これは断熱材の厚さが50mmの場合です。

50mm、、、?

うちの断熱材って厚さ何ミリだったっけ?

となってしまう場合は、危険かもしれません。

何しろ、もしも断熱材が無しの場合、適用面積は、鉄筋のマンション→約4.5畳、木造住宅→約3畳
と激減してしまうからです。

3畳!

これは狭い!

まあ実際のところ、最近の住宅は断熱材は壁には50mm以上入れられているケースが多いようなので、それほど心配する必要は無いかもしれません。相当昔に建てられた住居でなければ、断熱材がゼロということもあまり無いと思われます。

しかし、これほど細かく記載されていると、何だか気になります。

そして、この「PF-FTH1」はフルに性能を発揮しても適用面積は最大で8畳ということなので、大きな部屋の暖房を単体で行うことは出来ません。やはり扇風機同様、スポット的な使用がメインになるということに注意しておく必要がありそうです。

また、メーカー必殺のプラズマクラスターは、もはや説明不要なほどメジャーな機能ですが、この「PF-FTH1」に搭載されている高濃度プラズマクラスター25000の場合、プラズマクラスターユニットの定期的な交換が必要です。約2年ごとに5,000円ほどのユニットを購入して交換するという作業があるということも忘れてはいけないでしょう。

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