最高濃度のプラズマクラスターを発生させる「KI」シリーズの下位シリーズにあたる「KCシリーズ」の製品です。
「KCシリーズ」の中では、「KC-D70」に次ぐ第2番目のモデルとなります(と言っても、KCシリーズの新モデルは3つしかありませんが、、、)。
シリーズ最大の「KC-D70」と比較すると、
適用畳数が狭くなっています。(17畳→13畳)
当然、最大風量も小さくまっています。(最大6.8㎥/分→最大5.1㎥/分)
加湿能力も下がっています。(最大600ml/h→最大450ml/h)
しかし、メーカー自慢のプラズマクラスターを使い倒すトリプルクリーンシステムや、フィルターの構造はほぼ同じようなので、広さやパワー面以外では上位の「KC-D70」とほぼ同じ能力を発揮してくれそうです。
そして能力が落ちるなら、期待したいのが、本体価格の低下です。
適用畳数で23%落ち、最大風量で25%落ち、加湿能力も25%落ちとなっているところを見ると、やはり価格的にも25%落ち程度を期待したいというのが人情ではないでしょうか。
しかし、残念ながら実際の価格は20%落ち程度という状況のようです。
もしかすると、初期費用だけでなく、交換フィルターのコストもこの「KC-D50」方が安いという点までもが評価されているのかもしれません。
ただ、実はこの「KC-D50」は、単純に上位モデル「KC-D70」のパワーを2割落としただけの製品ではありません。
上位の「KC-D70」はニオイセンサーを搭載していますが、この「KC-D50」にはニオイセンサーがないのです。
ダストセンサーは搭載しているので、ホコリには反応しますが、部屋をどんなに臭くしても、この「KC-D50」はピクリとも動きません。この「ニオイセンサー落とし」は前年モデル、その又前年モデルから脈々と受け継がれている、もはや伝統とも言うべき機能落としです。
そのため、この「KC-D50」は、ニオイを気にする人、そしてさらにその中でも、ニオイが気になった時に、すぐに立ち上がって空気清浄機を手動で動かすことが出来るフットワークの無い人には向きません。
またニオイに鈍感な人の場合も、この「KC-D50」を使用する場合は悪臭が放置され放しになり、他人が部屋に入って来た時に、悶絶するという危険性も秘めているので、自分の鼻センサーの感度がどれくらいの精度を持っているのか、事前に確認しておく必要があるかもしれません。
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