シャープ「ES-Z100」

ブラウン系↓



シャープ ES-Z100-TR ブラウン系【 右開き】

そして、ゴールド系↓



シャープ ES-Z100-NL ゴールド系【左開き】

話題沸騰中、シャープのドラム型洗濯乾燥機の最上位モデルです。
話題沸騰なのが、製品ではなく会社であるのが少し気掛かりですが、きっと余計なお世話でしょう。

ウリの1つは「ひまわりガラス」だそうです。

ひまわりガラス?
何だそれ?

どうやら最近、シャープが大好きな「自然に帰れ」運動の一環のようです。
今回は「ひまわりの種」から着想を得たのだそうです。

ひまわりは種の一つ一つを中心から約137.5℃ずつずらしながら、螺旋状に配列することで、限られたスペースにまんべんなく種をつけることが出来るのだそうです。ふむふむ、勉強になりますね。

そ、こ、で、

シャープは、ドラム式洗濯機のドアの内側に、ひまわりの種のように凹凸をつけたというのです。

これにより、どの方向から衣類がドアに当たっても、ガラス面の凹凸でまんべんなくこすり洗いが出来るという訳だそうです。

だ、か、ら、

「ひまわりガラス」!

うおー!!
パチパチパチ!

このネーミングが初披露された時に、そんなどよめきが起きたかどうかは定かではありません。

「それって正確には、ひまわりの種ガラスじゃね?」
「いや、さすがにそれは長いよ。むしろ、種ガラスでいこう」
「いやいや、それじゃ旅ガラスと語感がかぶっちゃうよ」

という議論が起きたのかどうかは、さらに定かではありません。

ガラスに凹凸をつけること自体より、ガラスの内側も洗浄のための戦力にしてやろうという、その根性に驚かされます。

回転しているドラムの中では、ドアガラスには衣類はそんなに当たってこないような気もしますが、そこはちゃんとぬかりなく、衣類を後ろから前に動かす機能も備わっているようです。

ガラス面を戦力としたことで、どれほど洗浄力が高まるのかはよく分かりませんが、この必殺技には「全方向スクラブウォッシュ」となかなか迫力のあるネーミングが付けられています。

まあ、無いよりはあった方が良いのでしょう。
ドアガラスに洗濯物がガンガンぶつかってきたりすると、「そりゃー!洗ってるぞ!」みたいな実感が持てるのかもしれません。

もちろん、ウリは「ひまわりガラス」だけではありません。

洗濯機性能アピールの激戦区、「省エネ性」にも真っ向勝負を挑んでいます。

「節水・省エネ・洗濯スピード・低騒音 業界最高水準」だそうです。

おおー!

これは、大きく出ました。
四冠王です。

しかも、この「ES-Z100」が所属する「洗濯9kg/乾燥6kg」クラスには各メーカーのエース級が揃っているのです。

、、、。

本当に四冠を取れるのでしょうか?

メーカーが「最高水準」とうたっているのは、洗濯9kgでの使用水量、洗濯9kgの目安時間、定格容量での運転音(洗濯/脱水/乾燥)、そして、洗濯〜乾燥(6kg)での消費電力量です。

まさに主要項目です。

気になるライバル達の数字は、

東芝「TW-Z9500」→59L、29分、(31/38/42dB)、620Wh

日立「BD-S7500」→59L、33分、(32/39/49dB)、890Wh

パナソニック「NA-VX8200」→72L、30分、(32/41/42dB)、650Wh

ハイアール「AQW-DJ6000」→68L、39分、(29/37/37dB)、1100Wh

となっています。

そして!

シャープ「ES-Z100」→56L、29分、(29/37/41dB)、610Wh

です。

おおー!
これは、相当スゴい。

唯一、数字で劣ったのは、ハイアールの「AQW-DJ6100」に対する「乾燥」時の運転音についてだけです。
しかし、他の運転音も並んでいるので、残念ながら運転音に関しては「AQW-DJ6100」の方が上のようです。

無念。
「四冠王」ならず。

まあ、「最高水準」という肩書きに偽りはなさそうですが、「四冠王」と認めることは出来ません。

一冠を逃して「三冠王」です。
逃した分野もギリギリなら、取った分野でもタイ記録がある「ギリギリ三冠王」です。

「ギリギリ三冠王」
悪口ではありません。決して。

ちなみに、メーカーは「四冠」とか「三冠」とかは、もちろん名乗っていません。

そして、三冠王だからといって、基本機能以外にも手を抜きません!

と言いたいところですが、他に目立つのは、メーカー自慢のイオン兵器「プラズマクラスター」による除菌、消臭機能、Ag+イオンによるカビ抑制機能というくらいかもしれません。

特に乾燥については、ヒートポンプ式であるという、けっこう前からあるポイント以外は特筆すべき機能はあまり無さそうです。

もちろん、変化球が少ないからと言って悪いということにはなりません。

何しろ「三」「冠」「王」ですから。

省エネ性能を重視する場合は、絶対に無視することの出来ない「ギリギリ三冠王」、愛称は「ひまわり君」です。たぶん。

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