プラズマクラスターを前面に押し出すシャープの2017年3月時点の空気清浄機ラインアップです。
加湿空気清浄機
KI-GX100
2016年10月発売モデル。価格目安:82,000円くらい。
しかし、この「KI-GX100」の最大の特徴はその風量ではなく、プレフィルターのホコリを自動で掃除してくれるという「自動掃除パワーユニット」という機能です。これはシャープのエアコンの自動フィルター掃除機能と同じように、フィルターの表面をブラシが動いてホコリをかき集め、ダストボックスに回収してくれるというお助け機能です。
まさに、かゆい所に手が届くという感じがしますが、掃除をしてくれるのはあくまでプレフィルターだけというところは注意かもしれません。細かい粒子をキャッチするメインのフィルターは別にあり、プレフィルターで取れるのは大きめのホコリだけです。また、そんなプレフィルターに対し、これまで必要とされていたお手入れは掃除機やブラシでサッと表面のゴミを取るくらいなので、元々それほど手間という感じがありませんでした。
まあ、自動で掃除をしてくれるというのだから文句をつける必要もないわけですが、半年に1回で良いというダストボックスのゴミ捨てをかえって忘れてしまいそうだったり、だいたいゴミを空気清浄機のフィルターのすぐ側に半年も放置していて良いものなのか気になったり、似たような仕組みであるエアコンの自動フィルター清掃機能がほとんど機能していないという事例があったりすることが気になったりなどなど、それほど面倒でもないお手入れを機械に任せてしまうことで、むしろ気掛かりなことが増えるような気もします。
ホコリ、ニオイ、温度、湿度にくわえ照度センサーも搭載していて、とりあえずスイッチを入れておけば、なんとかしてくれそうな安心感があります。加湿量も930ml/hとかなりのハイパワーとなっており、加湿空気清浄機としての能力は十分です。オマケと言って良いのかどうか微妙ですが、人工知能ココロエンジンも付いていて、コミュニケーションっぽい何かを交わすことも出来ます。
ただ、単に加湿空気清浄機としての能力でみた場合、昨年モデルから大きく進化しているわけではないので、プレフィルターのホコリは自分で取るから大丈夫!という方にとっては、旧モデルの方が価格的にベターということになるでしょう。
KI-GX75
2016年10月発売モデル。価格目安:62,000円くらい。
KI-GS70
2016年10月発売モデル。価格目安:42,000円くらい。
「おすすめ畳数」は16畳となっており、メイン用の空気清浄機としてはだいぶ心もとない広さですが、これは例によってメーカーがあくまでプラズマクラスターを基準としているためで、空気清浄機単体としての能力を世間一般の基準(日本電機工業会基準)で計ると31畳向け(加湿空気清浄は24畳)となります。
KI-GS50
2016年10月発売モデル。価格目安:38,000円くらい。
KC-G50
2016年10月発売モデル。価格目安:35,000円くらい。
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KC-G40
2016年10月発売モデル。価格目安:27,000円くらい。
空気清浄機
FU-G51
2016年11月発売モデル。価格目安:24,000円くらい。
FU-G30
2016年11月発売モデル。価格目安:16,000円くらい。
FP-FX2
FP-140EX
2015年11月発売モデル。価格目安:145,000円くらい。
最大風量は最大14㎥/分とさすがのパワーを誇ります。本体のサイズは幅549mm、奥行327mm、そして高さは818mmと存在感も十分過ぎるくらいです。さらに重さはなんと約21kgで、まさに鎮座するという言葉がふさわしい感じの製品となっています。
→詳細ページ
FU-GK50
空気清浄機としての特徴はあまり無く、空気を綺麗にするのと、蚊を捕まえるのと、どっちに力を入れたいのか、微妙な感じがしないでもありませんが、電源を入れておけば、ついでに蚊を捕まえてくれるというのは、ありがたいと言えば、ありがたいでしょう。しかし、本来空気を綺麗にするはずの空気清浄機の内部に、蚊の死骸あるいは生の状態の蚊をとどめておくというのは、衛生的にはどうなのかという感じもしないでもありません。
除加湿空気清浄機
KC-GD70
ダイキンの「クリアフォースZ」は、空気清浄、加湿、除湿のそれぞれの機能で単体の製品と同じか、下手をするとそれ以上のパワーを持っているパワフルさが大きな特徴となっていました。しかし、この「KC-GD70」の空気清浄の最大風量7.0㎥/分、最大加湿量630ml/h、最大除湿量8L/9L(50/60Hz)というスペックは、なんとダイキンの「クリアフォースZ」と全く同じなのです。
そして、ダイキンの「クリアフォースZ」のもう1つの大きな特徴である、給水と排水用の2つのタンクを持つことでタンクの水を交換することなく、加湿と除湿を切り替えることが出来るという機能も、この「KC-GD70」は同様に備えているのです。なんとそれぞれのタンク容量=3.0リットルという大きさまでも同じです。
これは完全に「クリアフォースZ」を狙い撃ちにしてきたということなのでしょう。
しかし、あまりにも性能が同じ過ぎて、この「KC-GD70」の方が良いね!という明確な利点もまたなかったりするところが、ちょっと残念なところかもしれません。
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